絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いって何でしょうか?
2015年6月8日の「この差って何ですか?」で紹介されていました。
ちょっと固い木綿豆腐は、煮物やお鍋料理に、
やわらかい絹ごし豆腐は、冷ややっこなどの料理に
している方が多いのではないでしょうか?
実は、絹ごし豆腐も木綿豆腐も
大豆、凝固剤、消泡剤など原材料は同じ。
なのに、なんで味や食感に違いがあるのでしょうか?
絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いは、「水分を抜くかどうか」。
木綿豆腐は、水分を抜いている。
絹ごし豆腐は、水分を抜いていない。
では、水分を抜くか抜かないか?とは
どういうことなのでしょうか?
まずは、それぞれの豆腐の作り方からみていきましょう。
目次[表示]
木綿豆腐の作り方
1、豆腐の原料である大豆を一晩水につけて柔らかくする。
2、柔らかくなった大豆をすり潰し、ドロドロの状態にする。
3、これを煮詰めて、おからと豆乳に分ける。
4、豆乳に凝固剤を入れる。
5、10分ほどすると豆乳の中に塊ができてくるので、
に入れて、フタをして重しをのせる。
すると、型箱の中から水分が出てきます。
そう!木綿豆腐はこの型箱から水分を抜くのです。
絹ごし豆腐の作り方
1、豆腐の原料である大豆を一晩水につけて柔らかくする。
2、柔らかくなった大豆をすり潰し、ドロドロの状態にする。
3、これを煮詰めて、おからと豆乳に分ける。
4、豆乳に凝固剤を入れる。
5、10分ほどすると豆乳の中に塊ができてくるので、
に入れて、フタをして重しをのせる。
つまり、豆腐を作る工程で、
水分を抜かないで作る豆腐が「絹ごし豆腐」、
水分を抜いて作る豆腐が「木綿豆腐」なのです。
水分がなく、栄養が凝縮されている分、
木綿豆腐の方が栄養価は高いそう。
絹ごし豆腐を木綿豆腐の名前の由来
木綿豆腐は、豆腐を作る過程で型箱に「木綿の布」を
敷いて作るため。
絹ごし豆腐は、「食感」が名前の由来。
水分を抜いた木綿豆腐がしっかりとした舌触りなのに対し、
絹ごし豆腐はサラッと滑らかな舌触り。
つまり、木綿豆腐より滑らかな食感ということから、
「絹」という名前がつけられたということです。