2015年6月2日のなるほど!レストランは、
時間がたっても天ぷらのサクサクが蘇る楽うまレシピ。
教えてくれたのは、食物学博士の佐藤秀美さん。
揚げたてのサクサクが一番美味しい天ぷらですが、
翌日に残ってしまってもサクサクのまま食べたいですよね。
でも、実際、一晩たつと・・・衣はフニャフニャ。
レンジでチンしてもベチャベチャ。
時間がたった天ぷらは、「水」をかけて揚げ直すだけでサクサクになる!
1、フニャフニャになった衣を水で洗う。
2、キッチンペーパーなどで、水分をよく拭き取る。
3、約160℃の油で揚げ直す。
水をかけて揚げ直すだけでサクサクになる理由
天ぷらの衣がフニャッとしているのは、食材から衣に
水分が移動したから。
衣がフニャフニャになるのは水分が原因なのです。
衣の表面は水分が少なく、内側は水分が多いため、
揚げ直しても衣の水分は均等に蒸発しません。
そこで、全体を水に濡らし、衣全体の水分量を
均一にし、水分を均等に蒸発させることで、
サクサクとした食感が生まれるのです。
高温だと衣が硬くなるので、約160℃の低温で揚げ直す。
表面に水があった場合、油に入れると跳ねるので、
全体を水で洗った後は、水分をよく拭き取ってから
油で揚げるようにして下さい。
天ぷらをサクサクに揚げる方法
天ぷらの衣を作るときは、小麦粉と水で作りますよね。
この水を「日本酒」に変えると天ぷらをサクサクに
揚げることができるそう。
方法はとっても簡単!
小麦粉を日本酒だけで溶きます。
たったこれだけで、日本酒のアルコールが先に蒸発して、
衣に水蒸気の通り道ができ、水分が飛びやすくなり、
サクッと揚がります。
アルコール分は蒸発するので、子どもが食べても安心!