2017年6月5日のNHK きょうの料理は、松田美智子さんが教えてくれる初夏の保存食。
メニューは、新しょうがのうす塩漬け、新しょうがの甘酢漬け、あじの甘酢新しょうがあえ、新しょうがの甘煮。
新しょうがは皮に傷がなくて、切り口がみずみずしいもの、色が白くつやがあり、切り口の赤い茎が鮮やかなものを選びましょう。
新しょうがのうす塩漬け
●材料(作りやすい分量)
・新しょうが・・・500g
・粗塩・・・大さじ2
・米酢・・・大さじ2
●作り方
1、新しょうがは包丁の先で皮を薄くこそげる。
繊維に沿って薄切りにする。
2、バットに広げて全体に粗塩をふり、そのまま約15分間おく。
3、出てきた水けをしっかり絞る。
4、ボウルに入れて米酢を回しかけ、清潔な保存容器に移す。
すぐに食べられます。
酢を加えるときれいなピンク色になる。
冷蔵庫で約1週間保存可能。
新しょうがの甘酢漬け
●材料(作りやすい分量)
・新しょうがのうす塩漬け・・・カップ1
・みりん・・・カップ1
●作り方
1、小鍋にみりんを入れ、半量になるまで煮詰める。
煮切ることでコクがあり、上品な甘みになる。
2、煮切ったみりんはそのままおいて、室温くらいまで冷ます。
3、新しょうがのうす塩漬けをボウルに入れ、(2)のみりんを加えてよく混ぜる。
4、清潔な保存容器に移して、1日おいて少し味をなじませたら出来上がり!
冷蔵庫で約1か月間保存可能。
あじの甘酢新しょうがあえ
●材料(2人分)
・新しょうがの甘酢漬け・・・大さじ3
・あじ(刺身用/三枚におろしたもの)・・・2匹分
・好みのかんきつの薄切り(すだちやかぼすなど)・・・2~5枚
・塩・・・大さじ4
・酢水・・・水カップ5に対して酢カップ1/2
・米酢・・・カップ1/4
●作り方
1、ペーパータオルを敷いたバットにあじを皮を下にして並べ、全体に塩をふる。
ラップをかけて冷蔵庫に入れ、15~20分間おく。
2、(1)を約10%の酢水でふり洗いして、塩を落とし、水気をきってバットに並べる。
3、かんきつの薄切りをのせて厚手のペーパータオル(不織布タイプ)をかぶせ、米酢(カップ1/4)を回しかける。
ラップをかけて冷蔵庫に入れて15~20分間おき、酢でしめる。
途中で上下を返す。
4、汁気を拭き、頭の方から皮をむく。
中骨を除いて食べやすくそぎ切りにし、新しょうがの甘酢漬けを刻んで、あえたら出来上がり!
新しょうがの甘煮
●材料(作りやすい分量)
・新しょうが・・・500g
・グラニュー糖・・・350g
・レモン汁・・・1個分
●作り方
1、新しょうがは包丁の先で皮を薄くそげる。
2、(1)を繊維に沿ってごく薄切りにし、数枚ずつ重ねて繊維に沿ってせん切りにする。
向きを変えてごく細かいみじん切りにする。
繊維に沿って切ると、薄く、細く切りやすい。
3、ホウロウ(またはガラス)の鍋に新しょうがとグラニュー糖を入れ、混ぜ合わせる。
水分が出てくるまで、10~15分間そのままおく。
すぐに火にかけると焦げやすいので、しばらくおいて水分を出す。
4、弱火にかけ、焦げないように耐熱のゴムベラなどで絶えず混ぜながら、水気が少なくなるまで煮詰める。
5、半量以下になるまで煮詰まったら、火から下ろしてレモン汁を加えて混ぜ合わせる。
レモン汁を加えるときれいなピンクに色になる。
6、粗熱を取り、清潔な保存容器に移したら出来上がり!
すぐに食べられます。
冷蔵庫で約1か月間保存可能。
新しょうがの甘煮 アレンジレシピ
●自家製ジンジャーエール
グラスに新しょうがの甘煮大さじ1~2、レモン汁大さじ1、好みでクローブパウダー少々を入れ、炭酸水(無糖)適量を注ぐ。
●アイスクリームのソース
新しょうがのピリッとした爽やかな辛みが、アイスクリームのひんやりとした甘みにピッタリ。
清涼感あふれる味わいが広がります。
●しょうが紅茶
温かい紅茶に新しょうがの甘煮大さじ1~2を入れて混ぜる。
その他、ヨーグルトに入れたり、カレーに薬味として添えてもおいしいです。
夏の煮物の仕上げに加えると、香りがよく、すっきりとした味わいになります。