生姜の効果効能にはいったいどんなものがあるのだろう?と思い調べてみたところ、出てくる出てくる生姜の素晴らしい効果!
でも、生姜の取り扱い方や食べ方によって、その素晴らしい効果が台無しになってしまってるとしたらもったいないと思いませんか?
なぜなら、生の生姜と加熱した生姜では30倍も効果が違ってくるからなのです。
しかも、加熱したショウガオールはある温度を超えるとせっかくの効力がなくなってしまう・・・。
私は生姜の何を食べていたのだろう?
実際に私の今までの食べ方では損をしている部分がたくさんあったと気付きました。
この記事では、生姜を食べる時に注意してほしい3点をご紹介しています。
生姜の効果効果効能を最大限に活かす食べ方を知れば、これまで気付かなかった生姜の新たな魅力や美味しさに出会えること間違いなしです。
生姜に含まれる成分と効果効能
生姜に含まれる注目すべき成分が、ジンゲロール、ショウガオールの2つ。
辛みの主成分であるジンゲロールは、加熱や乾燥によってショウガオールやジンゲロンに変化するのが特徴です。
では、これらの成分にはどのような効果効能があるのでしょうか?
ジンゲロールの効能
ジンゲロールは、生の生姜に含まれている辛み成分で、以下の効能があります。
- 強い殺菌作用
- 血行を促進し体を温める作用
- 発汗作用を促して代謝をアップさせる作用
- 免疫力アップ
体を温めてくれるので、風邪のひき始めや冷え性、また、冷え性が原因で起こる膀胱炎や生理痛の緩和に有効とされています。
ただし・・・
血行がよくなり汗が出ると、逆に体を冷やしてしまう可能性があるのです。
[char no="5" char="モノシーリ博士"]そこで効果的なのがジンゲオールをショウガオールに変えて摂取することなんじゃ。[/char]
ショウガオールの効能
ショウガオールも生姜に含まれている辛み成分ですが、加熱したり乾燥させたりするとジンゲロールがショウガオールに変わります。
ショウガオールには、以下の効能があります。
- 強い抗酸化作用
- 冷え性の改善
- がん予防
- 免疫力アップ
特に抗酸化作用が高いためがん予防に有効とされ、アメリカ国立ガン研究所が定めた「ガン予防が期待できる食品」にも選ばれるほど、抗がん食品としての注目度が高まっています。
抗酸化作用が高いということは、お肌のアンチエイジングなど、老化防止効果にも期待ができます。
また、ジンゲロールがショウガオールに変わることで温め効果がアップ!
一時的に体を温めるジンゲロールに対し、ショウガオールは糖質や脂肪を燃焼させて体の内側から熱を作ってくれるので芯から冷えをとることができます。
そのため、冷え性改善には生姜を温めるのが効果的です。
[char no="3" char="みつき"]一つだけ注意したいのは、加熱して150℃を超えてしまうと効力が失われること。
炒めたら150℃を超えるかも?という心配がありますよね・・・。
効能を意識するのなら乾燥生姜がおすすめです。[/char]
生姜の効能を最大限に活かす方法
生姜は生のまま食べても加熱しても美味しく食べられますが、これまで紹介してきた効果効能を最大限に活かすなら下記の方法をおすすめします。
生姜の皮はむかない
生姜の有効成分は皮付近に多く含まれているので、皮付きのまま使うのが理想です。
もしも黒ずみが気になるなら、包丁で薄くこそげて黒ずみ部分を取ったら問題ありません。
生姜は食べる直前にすりおろす
薬味として大活躍するすりおろし生姜にすると、ジンゲロールをたっぷり摂ることができます。
ただし、ジンゲロールは空気に触れるとすぐに酸化して効力をなくしてしまうのがデメリット。
[char no="5" char="モノシーリ博士"]すりおろして3分経過しただけで50%もダウンするんじゃよ。[/char]
辛みと香りを逃さないためには生姜は食べる直前にすりおろすのが効果的です。
生姜を乾燥させる
生姜を皮ごと約1~2ミリほどにスライスします。
オーブンで作る場合
100℃のオーブンで1時間焼き、その後少しずつ時間を調整しながらカラカラに乾燥するまで焼く。
天日干しする場合
1~2日天日干しにします。
室内干しであれば、1週間ほど干すと出来上がります。
[char no="3" char="みつき"]乾燥させた生姜といえば、しょうがチップスもオススメです。
食べ出したら止まりません(汗)。[/char]
初夏に出回る新しょうがは、やわらかくて美味しいですよね。
普通の生姜と比べて辛みが穏やかなので、辛み成分であるジンゲロールはやや少なめです。
しかし、効果効能はほぼ変わらないので旬の時期に十分楽しんで下さい。
まだまだある生姜の効果効能
生姜は漢方薬の7~8割に含まれているそうで、それだけ体にとって素晴らしい効果がたくさんあるということなんです。
食欲がアップする
生姜に含まれる独特の香り成分であるジンゲベレンやシトロネラールは、胃液の分泌を促してくれるので食欲をアップさせる効果があります。
胃腸の機能を高める作用もあるので、漢方では下痢止めや解毒剤としても使われています。
むくみが解消する
発汗作用があるので、夏場など冷たい飲み物のとりすぎでむくんだ体がすっきりします。
ダイエットに効果的
ジンゲロール、ショウガオールには、強い血行促進作用があります。
体が温まって代謝が上がると体の基礎代謝がアップして脂肪が燃えやすくなるので、ダイエットに効果的です。
血圧を下げる効果がある
生姜に含まれているカリウムは、血圧を下げる効果があります。
ただし、含有量は少ないのでそこまで期待できるほどの効果はないでしょう。
生姜のチューブでは効能がなくなる?
生の生姜を買っても最後まで食べきれない、生姜をすりおろす手間が面倒・・・といった場合は、生姜のチューブでもOKです。
ただし、生の生姜と比べると辛みや香りが少なく、効能も劣ります。
しょうがはすりおろすとすぐに酸化してしまうので、生の生姜ほどの効能は期待できません。
でも生姜を食べないより食べた方が効果はあるので、生姜チューブで代用するのはアリです。
私も面倒な時は生姜チューブを使っていますし、どちらかというと生姜チューブの愛用者です。
[char no="3" char="みつき"]飲み物にちょい足しするのは、生姜パウダーもオススメですよ。[/char]
生姜の効果がアップする食べ合わせ
生姜と豚肉と言えば、豚肉の生姜焼きですよね!
大人も子どもも大好きな人が多いと思いますが、美味しいだけではないんです。
血管をしなやかにしてくれる豚肉のたんぱく質と、血圧を下げる効果のある生姜のカリウムが、動脈硬化の予防に効果的です。
玉ねぎにも体を温める作用があるので、生姜と一緒に食べると血行促進効果がパワーアップします。
豚肉の生姜焼きに玉ねぎをプラスして食べると最強ですね!
その他、体を温める成分を持っている、にら、にんにく、ねぎ、赤唐辛子、さんしょうと組み合わせると冷え性に効果的です。
夏バテに効果的な食べ合わせ
胃潰瘍の予防に有効とされるキャベツや、ビタミンCをたっぷり含むブロッコリーなどの野菜と一緒に食べると、体力がアップして元気になれます。
先ほど紹介した豚の生姜焼きも、夏バテ予防にはピッタリのメニューです。
生姜には整腸作用、食欲増進、免疫力の向上など夏バテ対策になるさまざまな健康効果があります。
そして、夏バテ予防に欠かせない栄養素であるビタミンB1が、豚肉には牛肉の約10倍多く含まれています。
豚肉を焼く前に生姜の絞り汁につけておくのがオススメ。
生姜にはたんぱく質を分解する酵素が含まれるているので、お肉がやわらかくなりますよ。
テレビで紹介されていた豚肉の生姜焼きレシピを記事にしています。
なるほど!と思うものばかりなので、宜しければ合わせてご覧ください。
[keni-linkcard url="https://www.foodfreez.com/mentuyu/"]
[keni-linkcard url="https://www.foodfreez.com/shougayaki4/"]
[keni-linkcard url="https://www.foodfreez.com/washoku/"]
まとめ&感想
[char no="3" char="みつき"]生姜の1番の効能は、体を温めることです。[/char]
体を温めることで、風邪予防、冷え性の改善、むくみの解消、免疫力アップ、ダイエットなど全てにつながっていきます。
最近では、生姜チップス、生姜パウダー、生姜チューブなど、生姜を手軽に摂ることができるいろいろな商品が販売されています。
是非お気に入りの”生姜”を見つけて、毎日の生活に取り入れてみて下さい。
- 生姜は皮付きのまま食べる
- 生姜は食べる直前にすりおろす
- 生姜は加熱したり乾燥させたりして食べる
この3点がポイントです♪
生姜を食べ過ぎるのはよくないと聞いたことがある人もいるかもしれませんが、そんなことはないそうですよ。
副作用というほどのものではないですが、生姜を食べ過ぎると効き目がありすぎて胃がムカムカしてきたり、のぼせてしまう人もいるようなので、自分の体調と相談しながら食べて下さい。
生姜には体にいい効能がたくさんあるので、これからも積極的に摂取したいです!