鼻血や生理時の出血が服や下着、シーツなどについた場合の「血液の落とし方」をご紹介します。
普通に洗っただけでは落ちにくい血液汚れを落とすには大事なポイントが2つあります。
1つめは、血が固まってしまうので高温のお湯で洗い流さないこと。
2つめは、洗剤はセスキ炭酸ソーダやオキシクリーンなどアルカリ性の洗剤を使うこと。
ポイントを押さえれば時間が経った血液の汚れもキレイに落とすことができます。
血液を落とすための注意点
血液の汚れを見るとすぐにでも洗い流したくなると思いますが、その際は絶対に高温のお湯では洗わないようにしましょう。
血液の成分はたんぱく質なので、最初に高温のお湯で洗ってしまうと血液が固まり、布にこびりついてしまって落ちにくくなります。
[char no="3" char="みつき"]すぐに洗剤で洗えない場合や時間が経ってしまった場合は、血液部分を水で濡らし湿らせておくと後の処理が楽になります。[/char]
酸性であるたんぱく質の汚れを落とすには、アルカリ性の洗剤を使うのが効果的です。
そして、水か30~35℃くらいのぬるま湯で洗うことが大事です。
血液を落とすおすすめの洗剤&やり方
血液をしっかり落とすためには、洗剤選びも重要です。
ワイドハイターEX&粉洗剤
ワイドハイターEX
洗濯洗剤(粉)
重曹
ぬるま湯
1、ワイドハイターEXと洗濯洗剤を1:1の割合で混ぜる。
2、(1)で混ぜた洗剤を血液で汚れた箇所にのせて10分ほど放置する。
泡が消えそうになったら混ぜ合わせた洗剤を適宜のせていく。
3、10分たったらそのまま洗濯機へ入れて通常通り洗濯する。
4、血液がまだ残っていたら、ワイドハイターEXと重曹を1:1の割合で溶かしたぬるま湯に1時間ほど浸し、再度洗濯機で洗う。
ワイドハイターと血液中のたんぱく質の酵素が反応して泡が発生します。
この泡で生地にこびりついた血液をはがしながら漂白もしてくれるので、血液をキレイに落とすことができます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダ
バケツ
水かぬるま湯
1、バケツに水かぬるま湯を張る。
水かぬるま湯2リットルに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1~2杯を溶かす。
2、血液がついた服やシーツなどをバケツの中に入れて浸し、数時間~一晩ほど置く。
3、洗濯機へ入れて通常通り洗濯する。
オキシクリーン
オキシクリーンを使うと数時間経過して変色してしまった血液の汚れも落とすことができます。
オキシクリーン
ゴム手袋
バケツ
ぬるま湯
1、バケツにぬるま湯を張る。
ぬるま湯4リットルに対し、オキシクリーン付属のスプーン1杯を溶かす。
2、血液がついた服やシーツなどをバケツの中に入れて浸し、20~30分ほど置く。
落ちにくい箇所はトントンとやさしく叩いてあげると落ちやすくなります。
3、洗濯機へ入れて通常通り洗濯する。
まとめ&感想
お気に入りの服やシーツなどに血がついてしまった時のショックは思っていたより大きいですよね・・・。
一瞬もうキレイに落ちないんじゃないかと落ち込んでしまうことも。
でも、血液の落とし方を正しく理解すればもう大丈夫!
血液が付いてしまったら、
- 高温のお湯ではなく、水かぬるま湯で洗う
- アルカリ性の洗剤を使う
この大事な2点だけは是非覚えておいて下さい!