2015年10月18日のこの差って何ですか?は、冷めても美味しいお弁当の作り方の差。
メニューは、そぼろご飯・玉子焼き・照り焼きチキン。
教えてくれるのは、東京・丸ビル「ドルフィン」社長の佐藤麻衣子さん。
そぼろご飯の作り方の差
主婦の高見さんは、鍋で色が変わるまで合びき肉を炒めたら、
砂糖・醤油・みりんを入れて水分がなくなるまで炒める。
でも、この作り方は冷めたときに「べちゃべちゃ」に・・・。
プロのお弁当屋さんは、まず合挽き肉を鍋に沸かした熱湯で約1分茹でる。
お湯を捨てたら、ひき肉を鍋に戻し、砂糖・みりん・醤油を入れて
生姜も加えたら、約5分炒める。
ひき肉を茹でることで、余計な脂や臭みが取れます。
また、生姜を入れることで肉の臭みが取れます。
卵焼きの作り方の差
主婦の高見さんは、ボウルに卵を割り、キレイな黄色になるまで混ぜる。
砂糖・みりんで味付けをして、中火で熱したフライパンにサラダ油を引いて
卵を少しずつ流し込んで、卵が完全に固まったら卵を巻いていく。
これを7回繰り返したら出来上がり。
でも、この作り方は冷めた時に卵焼きが固くなってしまいます。
プロのお弁当屋さんは、ボウルに卵を割り、砂糖・みりんを加えて
水溶き片栗粉も加えて混ぜる。
中火で熱したフライパンにサラダ油を引いて、卵を流し込んで
半熟状態のまま卵を巻いていく。
2回目も卵を流し込んだらすぐ巻いていきます。
これを5回繰り返したら出来上がり!
巻いた後に形を整えたらOK!
半熟状態のうちに手早く巻くことでパサつきがなくなる。
照り焼きチキンの作り方の差
主婦の高見さんは、鶏肉を一口大に切り、ボウルに移し、お酒で揉み込む。
5分程寝かせたらフライパンで表面に焼き色が付くまで焼き、半生の状態で
みりん・醤油を入れて約2分焼く。
でも、この作り方は冷めた時に鶏肉が硬くなってしまいます。
プロのお弁当屋さんは、鶏肉をカットせずにみりん・醤油をかけて
しっかり味付けをする。
ラップをして電子レンジで2分温め、蒸し焼きにする。
そして、鶏肉全体に片栗粉をまぶす。
フライパンにみりん・醤油を入れてひと煮立ちさせたら鶏肉を入れる。
片面ずつ約30秒焼いて、しっかりタレと絡めたら出来上がり!
肉はカットして熱を加えると、切り口から旨味や肉汁が逃げ出してしまいます。
また、フライパンで焼くと鶏肉の水分が飛んでしまい、冷めた時にパサパサに
なります。
さらに、片栗粉をつけることで、鶏肉の肉汁や旨味を閉じ込めることができ、
冷めてもジューシーな鶏肉になります。
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