2016年12月7日のNHK ガッテンは、ごはん・味噌汁が絶品!旬の「海苔」プロの直伝技スペシャル。
12月は、収穫したての「新のり」が流通し始める時期で、まさに今が旬!
海苔をパリパリにさせるあぶり方、海苔がシケない完璧保存法、海苔をダシとして使う漁師流の絶品みそ汁の作り方、お得でおいしい海苔の見分け方、巻き置きおにぎりの作り方などが紹介されていました。
海苔をあぶって極上食感を体験!
焼く前の海苔「乾海苔(ほしのり)」をあぶって、究極に美味しい海苔を食べてみましょう。
乾海苔は、海苔屋さんで手に入ることがありますが、乾海苔が手に入らない場合は、普通の海苔をあぶるだけでも湿気がとんで、極上のパリパリ海苔が楽しめます。
ガスは水分を含んでいるため、コンロに魚焼き器(無い場合はフライパン)を置いて、その上であぶって下さい。
1、強火にする。
2、海苔の角をもって魚焼き器の上をサッと1回なでる。
3、裏を返して戻るように魚焼き器の上をサッと1回なでる。
4、次の角に持ちかえて、上記を繰り返し、4つの角で同様に行う。
乾海苔の場合は、全体的に緑色になったら完成。
普通の海苔の場合は、端を少し折るなどしてパリパリ具合を確認して下さい。
あぶりすぎには注意しましょう。
海苔がシケない完璧保存法
シケやすい海苔を保存しておくのに最適なのはアルミの密閉袋。
ポリ袋に比べて湿気を遮断する力が80倍以上もあります。
海苔を保存する際は、乾燥剤と一緒に海苔をアルミ袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから密閉します。
一旦取り出して食べなかった海苔を袋に戻すと、他の海苔までシケてしまうので注意!
海苔の保存袋は、海苔屋さんで売っていることが多いですが、ネット通販でも手に入ります。
海苔がしけっているか確認する方法
1、海苔を2つに折りたたむ。
2、(1)の片方の海苔を手で持って、片方の海苔が勝手に離れたら「サクサクとろとろ」の極上食感というサイン!
折りたたんでも2枚に分かれない場合は、パリパリでは無くすでにシケている・・・という目安になります。
漁師直伝!激ウマ海苔ダシ活用法
海苔は、うま味成分が豊富なのでダシとして活用できます。
植物性のグルタミン酸は昆布並み、きのこ類に多く含まれるグアニル酸はしいたけに匹敵する量、動物性のイノシン酸がお肉より多く含まれているとのこと。
【溶ける海苔のみそ汁】
1、湯にみそを溶かす。
2、海苔を一枚適当な大きさにちぎってみそ汁に入れ、溶けるまでかき回す。
【溶けない海苔のダシ】
1、海苔一枚、水200mlを用意する。
2、海苔を適当な大きさにちぎり水に5分浸ける。
3、弱火で5分ほど温めれば、海苔が溶けてダシとして利用可。
溶ける海苔・溶けない海苔は 摘み回数に注目!
海苔は、すぐに溶ける海苔と、ラーメンの海苔のように中々溶けない海苔があります。
大きな違いは「摘み回数」。
海苔は摘めば摘むほど硬く、溶けにくくなる性質があります。
シーズン最初に摘んだ柔らかい海苔を「初摘み」または「一番摘み」と呼びます。
初摘みは売られている際に表記してあることが多いです。
海苔売り場で比較的安価で買える海苔は、摘み回数が比較的多い海苔の可能性が高いです。
摘み回数が多いものほど価格が安くなるそうです。
お得でおいしい海苔の見分け方
美味しい海苔は、「マル等級」と呼ばれるもの。
マル等級とは、穴が開いている海苔の等級。
穴が開いた海苔は、キズ海苔やスシハネなどに入っていることも多いのですが、実は味が良いとのこと。
特に、初摘みで、穴が開いている海苔(マル等級)は最高に美味しいそうです。
巻き置きおにぎりの作り方
すぐに食べないおにぎりは「硬めの海苔」を使うのがポイント。
海苔は高温の水で柔らかくなりやすいので、湯気を海苔にいきわたらせることがポイント。
この時、海苔の中の酵素が働いて、うまみの量が10倍以上アップするとのこと。
おにぎりは気温の高いところに長時間放置するとご飯が傷みやすいので、1~2時間後が食べ頃です。
1、ご飯が温かいうちにラップを使っておにぎりを握り、すぐ海苔を巻く。
おにぎりを握る際にラップを使うのは、衛生面に配慮するため。
2、温かいうちにおにぎりをラップで巻いて1~2時間置いておく。