2015年6月14日のこの差って何ですか?
は、「値段の差」特集。
値段が安い海苔と高い海苔の差って何なのでしょうか?
おにぎりに巻いたり、刻んでそばにのせたり、
日本食にかかせない「海苔」。
乾物売り場で海苔の値段を見てみると・・・
安い海苔と高い海苔がありますよね。
栄養表示を見てもどちらも栄養分は同じ。
なのに、なぜ値段の差があるのでしょうか?
教えてくれるのは、海苔に携わって25年、通宝株式会社
営業本部長の坂口徳一さん。
それは、
「海苔を摘み取る時期」の差。
坂口さんが扱っている海苔は、熊本県の有明海で養殖されて
いるもので、その養殖が始まるのは毎年10月頃から。
海苔の摘み取りは、11月から3月まで6回摘み取りますが、
一番最初に摘み取った海苔がやわらかくて最も美味しいそう。
山の栄養分は夏に多く降る雨によって川から海に流され、海に
栄養分が溜まります。
そのため10月頃の海は栄養分が豊富。
その海にある栄養分を海苔が吸収するので、11月に摘み取る
海苔はアミノ酸を多く含み一番美味しいとのこと。
海苔の見分け方
一番最初に摘み取った海苔とそうでない海苔の見分け方は、
パッケージを見ると分かります。
「若摘み」「一番摘み」「初摘み」という記載があれば、
一番最初に摘み取った海苔。
また、高い海苔は栄養分が多く色素が濃いので、海苔の色
もより黒くなっています。