なすは、100gあたり22kcal。
なすの栄養
なすの成分は90%以上が水分なので、ビタミンやミネラルなどはあまり含まれていません。
ただ、紫色の皮には「ナスニン」というアントシアニン系の色素で、ポリフェノールの一種ということから、活性酵素の働きを抑制し、ガン予防、血管をきれいにして、動脈硬化や高血圧を予防する効果があると言われています。
ぬか漬けにするとビタミン、カリウムが2倍になる!
ぬか床にはカロテン、ビタミンB1・B2、カリウム、カルシウム、ナイアシン、食物繊維などが含まれているので、ぬか漬けにすると栄養価がグンとアップします。
なすがおいしい時期
6~9月。
11月~6月に出回っている冬春なすは、熊本・福岡・高地産のものが多い。
7月~10月の旬の時期に出回っている夏秋なすは、群馬・栃木・茨城産のものが多い。
なすの新鮮な見分け方
皮の色が濃く、ハリとツヤがあり、変色や傷がないもの。
切り口がみずみずしくて、へたがしっかりしていて、とげが鋭くとがっているものほど新鮮。
なすを切ってみて、種が変色していたら鮮度が落ちている証拠。
なすの種類
賀茂なす
京都上賀茂で栽培されている丸い形をしたなす。
ずっしりと重みがあり、田楽や揚げ物にすると美味しい。
水なす
大阪泉州地方(岸和田市)特産の水なすは、みずみずしくてやわらかいのが特徴。
水なすの漬け物は全国的にも有名です。
赤なす
赤紫色の皮がきれいな赤なすは、果肉がやわらかく、種やアクが少ないので、焼きなすにするのがオススメ。
青なす
見た目が緑色なので、緑なすとも呼ばれています。
皮はかためですが、加熱するとやわらかくなるので、田楽や焼きなすにオススメ。
白なす
ナスニン色素をもたない白なす。加熱するととろりとした食感になるのが特徴。
小なす
皮がやわらかく種も少なく、甘みがあるので、漬け物にして食べるのがオススメ。