2017年2月27日のNHKあさイチは、スゴイぞ！ こんにゃく。
氷こんにゃくの作り方、氷こんにゃくのアレンジレシピ～コンニャーロー・コンニャーグ・コンシチュー、肩こり・腰痛を撃退するこんにゃくおきゅうのやり方、カラフルこんにゃくの作り方などが紹介されていました。
ダイエットに最適！食物繊維の力
こんにゃくの食物繊維は「グルコマンナン」。
グルコマンナンはもともとは水溶性の食物繊維ですが、製造過程で凝固剤（水酸化カルシウム）が加わると、不溶性の食物繊維に変化します。
こんにゃくのゼリーは凝固剤を加えていないため、水溶性のままです。
水溶性も不溶性も便秘の改善が期待できますが、便のかさ増し効果が大きい不溶性のほうが効果大！
そのほか、不溶性の食物繊維は発がん性物質などを排出するデトックス効果があります。
一方、水溶性の食物繊維は血糖値やコレステロール値を下げる働きがあり、生活習慣病の予防につながります。
氷こんにゃくの作り方
こんにゃくを凍らせることで味がしみ込みやすくなり、揚げ物や炒め物にも相性がよくなります。
１、料理に合わせてこんにゃくを薄切りやぶつ切りにする。
２、保存容器などに入れて冷凍庫で凍らせる。
３、使うときに熱湯で解凍する。
４、キッチンペーパーなどで水けをしっかりと絞る。
コンニャーロー
料理研究家の古澤靖子さんイチオシの氷こんにゃく料理がホイコーローならぬ「コンニャーロー」。
豚バラの肉の代わりに氷こんにゃくを使います。
普通のホイコーローに比べ、１人前５６４キロカロリーもダウンします。
しかも、氷こんにゃくはかみごたえがあり、そしゃく数が増えるため、満腹中枢が刺激されます。
●材料（２人分）
・氷こんにゃく・・・１２枚（薄切りにしたもの）
・にんにく・・・１個
・ネギ・・・1/2本
・キャベツ・・・１２０g
・ピーマン・・・１個
・にんじん・・・少々
・ごま油・・・少々
・トウバンジャン・・・適量
【A】
・テンメンジャン・・・大さじ１
・酒・・・大さじ1/2
・しょうゆ・・・大さじ1/2
●作り方
１、にんにくをみじん切り、皮ごとたたいて粗くする。
ネギは斜め薄切りにする。
２、キャベツとピーマンは一口大、にんじんは短冊切りにし、ラップをして600Wの電子レンジで１分３０秒加熱する。
３、フライパンにごま油を引き、トウバンジャン・水けを絞った氷こんにゃく・（１）の野菜を炒める。
４、こんにゃくに火がとおり色がついたら、（２）の野菜を入れ、【Ａ】の合わせ調味料を加え、さっと炒めれば出来上がり！
コンニャーグ
合いびき肉の代わりに「氷こんにゃく」を使います。
●材料（２人分）
・氷こんにゃく・・・１丁（そぼろ切りにする）
・たまねぎ・・・1/2個
・サラダ油・・・少々
【A】
・合いびき肉・・・５０g
・塩、こしょう・・・少々
・パン粉・・・カップ1/4
・卵・・・1/2個
・牛乳・・・少々
・白ワイン・・・少々
【B】
・ウスターソース・・・少々
・ケチャップ・・・少々
●作り方
１、たまねぎをみじん切りにして、サラダ油で炒め、冷ましておく。
２、ボウルにそぼろ切りにした氷こんにゃくと（１）のたまねぎ、【Ａ】の材料を入れ、粘りが出るまでよく混ぜたら、２等分してキャッチボールするようにしながら空気を抜き、だ円形に丸める。
３、フライパンにサラダ油を熱し、（２）を中火で焼く。
焦げ目がついたら裏返し、白ワインを加え、フタをして蒸し焼きにし、器に盛る。
４、肉汁が残ったフライパンに【Ｂ】を加え、熱してソースを作る。
（３）にソースをかければ出来上がり！
コンシチュー
牛もも肉の代わりに「氷こんにゃく」を使います。
●材料（２人分）
・氷こんにゃく・・・８個（ぶつ切り、一口大のサイズ）
・塩、こしょう・・・適宜
・たまねぎ・・・1/2個
・にんじん・・・1/2本
・じゃがいも・・・１個
・ミニトマト・・・５個
・サラダ油・・・少々
・水・・・３００ml
・市販のシチューのルー・・・２皿分
・生クリーム・・・少々
・パセリ・・・少々
●作り方
１、氷こんにゃくは水けをよく切り、塩こしょうをする。
２、たまねぎは粗いみじん切り、にんじんとじゃがいもは大きめの一口大に切る。
ミニトマトは半分に切る。
３、鍋にサラダ油を熱し、たまねぎがしんなりするまで炒めたら、氷こんにゃく、にんじん、ミニトマトを加えて、さらに炒める。
４、鍋に水を加え、野菜がやわらかくなるまで１０分煮る。
じゃがいもを加え、さらに５分煮る。
５、一度、火を止め、シチューのルーを加え、とろみがつくまで弱火でおよそ５分煮る。
器に盛り、生クリームをかけ、パセリのみじん切りをちらせば出来上がり！
肩こり・腰痛撃退！こんにゃくおきゅう
しんきゅうマッサージ師の橋爪佐和子さんは一般的な施術のほかに、こんにゃくをおきゅう代わりに使っています。
火のおきゅうが怖いというお客さんの声を受けて思いついたとのこと。
１、こんにゃくをよく洗ってぬめりをとり、４等分に切る。
２、大さじ１の水とともに耐熱ポリ袋に入れて電子レンジで２分加熱する。
３、加熱したこんにゃくを手ぬぐいに包む。
４、肩や腰など、気になるところにあてて温める。
こんにゃくは保存容器に入れて冷蔵庫で保管しておけば、８回くらい使い回しができます。
魅惑のカラフルこんにゃく
白いこんにゃくがカラフルこんにゃくに大変身！
黄緑色にするには、白いこんにゃくとごぼうを１０分間一緒に煮るだけ！
火を消してそのまま６時間ほどつけてつけておくと色が濃くなり、青緑色になります。
アルカリ性のこんにゃくとごぼうのアクが反応することによって色が変化します。
オレンジ色にするには、たまねぎの皮と５分間一緒に煮るだけ！
火を消してそのまま６時間ほどつけておくと、梅干しのような色に変わります。
ケースバイケースで色が薄くなったり濃くなったりしますので、注意してください。
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