2015年6月13日のジョブチューン、
超一流農家&漁師 旬の食材ぶっちゃけランキング
9位はカツオ。
カツオの新鮮な見分け方、余ったカツオのたたきや刺身で
作るカツオの竜田揚げレシピ、カツオ一本釣り漁の方法
などを紹介してくれました。
刺身を醤油+マヨネーズで食べると美味しいなんて
衝撃的!
春から初夏にかけて「初カツオ」と呼ばれ、
旬を迎えるカツオ。
日本有数のカツオの名産地である高知県で
行われている漁法と言えば・・・
「カツオの一本釣り」。
一本釣りで釣られたカツオは、まき網漁のカツオに比べ
傷がつきにくいので、商品価値が高く、高級料亭でも
取り扱われています。
高知県で親子三代で漁師をしているのが、カツオ漁師の
荒木啓弘(よしひろ)さん。
その日に水揚げするという「日戻りカツオ」が人気。
カツオの一本釣り漁では、カツオをたった10分間で
およそ1トン釣り上げる!そう・・・。
新鮮なカツオの見分け方
虹色に光るカツオは鮮度が落ちている証拠。
虹色はカツオ自体の脂で、虹色に光っているということは、
その脂が外に出てしまっているということ。
カツオ漁師がオススメするカツオの食べ方
皮がついたまま食べるカツオの銀造り
初カツオは脂が少ないため、醤油+マヨネーズで食べる
のがオススメだそう。
カツオの刺身にマヨネーズ?という感じですが、
食べたゲストの方は「美味しい!」「合う!」と絶賛でした。
カツオの竜田揚げ レシピ
余ったカツオのたたきや刺身を美味しく食べる漁師飯が
「カツオの竜田揚げ」。
●材料
・カツオのたたき・・・6切れ
・醤油・・・150cc
・みりん・・・30cc
・片栗粉
●作り方
1、カツオを醤油、みりんを混ぜたものに5分ほど漬け込む。
2、キッチンペーパーで水気を切り、片栗粉を付けて
180℃の油できつね色になるまで揚げたら出来上がり!
カツオ一本釣り漁の知られざる秘密
ブイを設置してカツオの群れを集める
カツオは群れで行動する魚で、春になると潮の流れに
沿ってゆっくりと北上します。
初夏に高知県沖で釣れるのが「初カツオ」。
そして、北上して戻ってきて秋に釣れるのが「戻りカツオ」。
太平洋のど真ん中にブイを設置していて、ブイの下に
カツオが居着く習性があるので、それをめがけて釣りに
行くそう。
ブイなどの浮遊物の下には、次第に藻(も)が発生し、小魚が
集まってくるのでカツオはこの小魚をエサにするため、
ブイを設置すればカツオの群れが居着きやすくなる。
ブイは高知県沖に10個以上も設置されています。
カツオを見つけるために鳥の群れを探す
小魚を食べる鳥の群れの近くには、同じ小魚を食べようと
カツオが集まってきます。
水をまきイワシの大群がいるように見せる
イワシをエサにして船の近くにカツオを集めます。
カツオは生きたイワシしか食べません。
さらに、海面に向かって勢いよく水を噴射します。
カツオがすぐ外れるように釣り針に返しがない
釣り針にエサは付けず、代わりにビニールを付けて、
カツオが「イワシだ!」と勘違いして釣り針に食いつく
ようにする。
また、船の先頭に座るのは「へのり」と呼ばれる最も
腕の良い漁師だそう。