2016年9月22日のあのニュースで得する人損する人は、家事えもんVS天才一流シェフ 奥田政行のチャーハンかけ算レシピ対決。
奥田政行シェフは、山形県鶴岡市「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフで、世界の料理人1000人にも選ばれたそう。
チャーハンの得技22連発です♪
今回の対決のルールは3つ。
主婦が真似したいチャーハンを作った方が勝ち!
- 食材はスーパーで買えるもの
- 1人前は300円以内
- 20人の主婦が「味」と「調理の手軽さ」で審査
世界のVIPがうなったチャーハン(醤油×鶏肉)
奥田シェフの285円チャーハンレシピ。
2012年のダボス会議(世界を代表する政治・経済のVIPが集まる世界会議)で、各国のVIPに大絶賛されたチャーハンを家庭でも真似できるようにアレンジしたチャーハンです。
●材料
・鶏むね肉・・・80g
・玉ねぎ・・・1/4個
・生米・・・200g
・卵・・・2個
・ブロッコリースプラウト・・・1/2パック
・パクチー・・・1枝
・水・・・200ml
・オリーブオイル・・・40ml
・にんにく・・・17g
・塩・・・適量
・黒こしょう・・・適量
・醤油・・・小さじ1/2
●作り方
1、鶏むね肉に塩・コショウで下味をつけ、オリーブオイル(分量外)をひいたフラインパンで皮目から焼く。
2、玉ねぎ・にんにくはみじん切りにする。
小さくてみじん切りできないにんにくの欠片は、(1)のフライパンに入れる。
3、(1)で出た鶏肉の脂は捨てずに、もう1つのフライパンに移し、オリーブオイルを加えて、みじん切りにした玉ねぎを炒める。
得技1:鶏肉の脂で玉ねぎを炒めてうま味アップ!
4、(3)に生米を入れて、透き通るまでさらに炒める。
得技2:ご飯はを生米を炒めればパラパラ。
玉ねぎを一緒に炒めることで、米同士がくっつかないで炊けてパラパラになる。
さらに、米粒が油でコーティングされ、よりパラパラに!
5、(1)で焼いたむね肉の生の部分をカットし、半分に切る。
カットしたむね肉をフライパンに戻し、水を加えてダシを取る。
得技3:鶏を茹でながらダシを取る。
6、炒めたお米と玉ねぎを炊飯器に入れる。
茹でた鶏とダシも一緒に炊飯器に入れて25分炊飯する。
得技4:茹でた鶏をダシと一緒に炊飯器へ入れて炊くことで、ブイヨンを取らなくてもよい。
7、炊きあがったらバットにあげ、あおいで冷ましながらご飯を離す。
冷ましたごはんに塩・コショウで味付けし、フライパンで炒める。
得技5:炊いたお米の水分を飛ばしパラパラに!
チャーハンがべちゃっとなる原因はご飯同士の水分。
炊き上がったご飯をあおぎ、表面の水分を飛ばすことで、炒めた時にべたつくのを防ぐ。
8、一緒に炊きあがった鶏を細かく切る。
フライパンで焼いてた鶏の残りも細かく切り、(7)のフライパンに加える。
得技6:茹でた鶏&焼いた鶏で2つの食感が楽しめる。
9、フライパンの半分を開け、卵を入れ、半分火が入ったところで、混ぜ合わせる。
得技7:白身と黄身はまだらにして味を増やす。
10、ご飯をフライパンの片側によせ、空いているところに醤油を垂らして焦がし、和える。
得技8:焦がししょう油の香りで食欲アップ!
バニリンなどの香り成分が際立ち、食欲を増進させる。
11、さらにご飯をよせてコーヒーを入れて煮詰めたら、ご飯と和える。
得技9:コーヒーを入れてプロの香ばしさに!
「メイラード反応」という、食材を加熱すると褐色になり、香ばしさが増す反応を利用した得ワザ。
実はコーヒーも、この「メイラード反応」によって色と香ばしさが生まれている。
プロのチャーハンは、強い火力でご飯にメイラード反応を起こすが、コーヒーを使えば家庭でもプロのような香ばしさを生み出す事ができる!
12、お皿に盛り付け、ブロッコリースプラウト・パクチーを散らしたら出来上がり!
ごぼうカフェラテ
砂糖・ミルク不使用なのに、まるでカフェオレの味!
●材料(1人分)
・ごぼう
細いごぼうは灰汁が強く、甘くない。
太い方がやわらかくて、砕きやすくカフェオレにしやすいのでおすすめ!
●作り方
1、ごぼうにドライバーで穴をあけて麻ひもを通しヌンチャクを作る。
2、ごぼうをヌンチャクのように回し、水分が移動した方(先端の方)のごぼうを切り、フードプロセッサーで撹拌、ザル(濾し器)で濾す。
家庭でゴボウのカフェオレを作る場合
ヌンチャクを作らなくても、麻糸を通しておよそ5分振り回せば先端に水分が集まります。
ご家庭のフードプロセッサーでつぶして漉せば出来上がり!
絶対に失敗しないレタスつけチャーハン(サラミ×レタス)
家事えもんの282円チャーハンレシピ。
●材料(2人分)
【チャーハン】
・冷凍ご飯・・・300g
・酒・・・大さじ1
・ラード・・・大さじ2
・中華ダシ・・・小さじ2
・サラミ・・・60g
・塩、黒コショウ・・・少々
・卵・・・2個
・パルメザンチーズ・・・大さじ1
・レタス(角切り/周りに盛る用)・・・80g
・レモン・・・1/6カットを2つ
【スープ】
・調整豆乳・・・200ml
・中華ダシ・・・小さじ1
・レタス(千切り)・・・30g
●作り方
1、冷凍ご飯を電子レンジで温める。
2、レタス(30g/スープ用)の色の鮮やかな青い部分を丸めて、千切りにする。
レタス(80g/チャーハン用)を1cm角に切る。
3、ラードを電子レンジで溶かし、解凍したご飯にラード(大さじ1)をかける。
得技10:ラードを使って冷凍ご飯をパラパラに。
お米をコーティングすることでくっつくのを防ぐ。
4、お酒も(3)ご飯にかけ、混ぜる。
得技11:お酒をかけて冷凍ご飯でもふっくら!
得技12:ラードの動物性油脂でうま味もアップ!
5、フライパンでご飯を炒める。
ご飯を広げ、中華ダシを加えて炒める。
得技13:先にご飯の味をじっくり決める。
6、サラミの半分(30g)を1cm角に切る。
さらに半分(30g)をみじん切りにする。
7、みじん切のサラミをご飯に加えて炒める。
1cm角のサラミは具材として加える。
みじん切りのサラミは調味料として使用。
得技14:サラミでご飯をパラパラ&おいしくする。
ドライなサラミが余分な水分を吸うことで、パラパラになる。
水分を吸ったサラミはジューシーになる。
奥田シェフによると、潤いとパサつきの関係がうま味アップするという「ウルパサの法則」が成り立つとのこと。
得技15:「カニチャーハン」=パサつくカニ×水分のあるレタス
得技16:「エビチャーハン」=水分のあるエビ×乾いたグリーンピース
得技17:「家事えもんチャーハン」=乾いたサラミ×水分のあるレタス
8、一度チャーハンをお皿に移す。
9、卵にパルメザンチーズを加えて混ぜる。
得技18:卵+パルメザンチーズでイタリア風に。
10、ラード(大さじ1)を入れフライパンをかなり加熱し、卵を入れ優しく混ぜる。
ご飯を戻し、10秒ほど炒める。
11、先ほど1cm角に切ったレタスを敷き、その上にチャーハンをのせる。
カットレモンとブラックペッパーを添える。
得技19:レタスはご飯の余熱でシャキシャキ。
得技20:生のレタスも残して2つの食感に!
得技21:レモン&黒コショウで大人味に。
12、つけ汁を作る。
カップに千切りにしたレタスを入れ、調整豆乳を加える。
中華ダシを加えて、600Wの電子レンジで1分半加熱する。
得技22:豆乳つけ汁につければ子ども味。