2017年5月15日あさチャンのあさトクは、万能!簡単!おいしい江戸時代の調味料「煎り酒(いりざけ)」と「煮貫(にぬき)」。
煎り酒とは しょうゆが高価だった江戸時代に庶民の間で広く使われていた調味料で、煮貫とは 味噌仕立ての麺つゆ。
自宅でも簡単でも作れるとのことで、その作り方が紹介されていました。
煎り酒・煮貫の保存方法は、煮沸消毒した容器に入れ、冷蔵庫で1週間以内が目安です。
煎り酒(いりざけ)
●材料(できあがり100ml)
・日本酒・・・200ml
・梅干し・・・大1
・かつお節・・・1/2パック(1.25g)
・塩・・・少々
●作り方
1、鍋に梅干し、日本酒、塩を入れる。
鍋は梅干しが日本酒にしっかり浸る、底の狭い「ミルクパン」がオススメ。
2、弱火で半分の量になるまで煮詰める。
3、かつお節を加えてさらに5~6分煮る。
4、火からおろし、粗熱をとってから丁寧にこす。
煎り酒の魅力は、しょうゆの代わりになり、塩分が控え目なところ。
大さじ1杯あたりの食塩量を比べてみると、一般的なしょうゆが2.6gに対し、煎り酒は0.42gで、しょうゆの約1/6。
煎り酒は、少ない塩分でもかつお節のうまみをしっかりと感じられるので、しょうゆの代わりに、刺身やおひたし、卵かけごはんなどに使える万能調味料です。
煎り酒にオリーブオイルを混ぜると、さっぱり味のドレッシングになり、サラダやカルパッチョに最適!
ゆでたパスタとキャベツを煎り酒ドレッシングとよく混ぜて、シラス・卵黄・大葉をトッピングし、最後に煎り酒(小さじ2程度)をかければ「しらすとキャベツの和風パスタ」の出来上がり。
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煮貫(にぬき)
●材料(できあがり200ml)
・八丁みそ・・・80g
・かつお節・・・1/2パック(1.25g)
・水・・・240ml
・砂糖・・・小さじ1
●作り方
1、八丁みそを水で溶き、弱火にかけ、沸騰する直前にかつお節を加える。
かつお節を入れたら、えぐ味が出ないようにこのまま混ぜないで弱火で5~6分煮る。
2、(1)で煮たものをざるで濾す。
3、濾したものに砂糖を加える。
4、しっかりと冷ましたら出来上がり!
煮貫は、油との相性がいいので、煮貫にツナ缶を混ぜるのがオススメ。
水で薄めた煮貫とツナをよく混ぜ合わせ、冷やしたうどんにかけ、みょうが・大根おろし・しょうが・ネギ・大葉・白ごまをのせたら「煮貫ぶっかけツナ薬味うどん」の出来上がり!
豚肉とキャベツを炒めて煮貫を加えたら「豚肉とキャベツの煮貫炒め」の出来上がり!