2015年12月8日のNHKあさイチ スゴ技Qは、おうちクリスマス。
クリスマスケーキの上手な切り方、皮はパリパリ、身はジューシーなチキンの作り方、ミニトマトのサンタ・うずらの卵の雪だるま・ポテトサラダのツリーなどデコ料理のレシピ、ウォールツリーの作り方が紹介されていました。
クリスマスケーキ
ケーキの切り方
クリスマスの定番、いちごのショートケーキをキレイに切り分ける方法を老舗ホテルのグランシェフ 中島眞介さんが教えてくれました。
●用意する道具
・湯
・タオル
・包丁
●切り方
1、包丁を熱湯で5秒間ほど温め、タオルで水けをよく拭き取る。
温めた包丁だとクリームが溶けやすくなり包丁につきにくくなるため、きれいに切ることができる。
2、中心部分にいちごがあれば、はずしておく。
中心部分は、何度もナイフが入る場所なので、中心のいちごだけは、切る前に取りはずすのがオススメ。
3、ケーキをキレイに切るポイントは、いちごを切るときの包丁の動かし方。
上のいちごを切るときは、包丁を前後に動かしながら切ります。
包丁を前後に動かして、いちごを下に押さないのがスポンジがつぶれないコツ。
4、上のいちごが切れ、包丁がスポンジ部分に達したら、スポンジ部分は包丁の重みでまっすぐに下ろします。
下まで切り終えたら、包丁を手前に引き抜きます。
もし、スポンジの間にあるいちごに刃が当たったら、のこぎりのように前後に動かして切ります。
包丁をケーキを互い違いにずらしながらお皿にのせる。
1切れ切り終えたら、包丁の刃についたクリームを拭き取ったあと、再度お湯につけて温め、刃の水けを拭き取り、上記の切り方を繰り返して1切れづつ切り分ける。
ケーキの保存方法
カットしたケーキは断面のスポンジが一番バサバサになりやすいので、カットした断面の側面にラップを当て、ケーキの上の方は潰さないようにふわっと回し、反対側の側面に当てる。
最後に両手で断面部分のラップを押さえ、空気が入らないようにすれば、スポンジのパサつきをおさえることができます。
また、冷蔵庫に入れるときは、買ったときの箱に入れ、その上に保冷剤を置くことがオススメ。
冷蔵庫の冷蔵室内で3~6℃をキープして保存するのが、ケーキのクリームが溶けずにおいしく保つために適した環境です。
箱で外気の影響を防ぎ、保冷剤が適温をキープしてくれます。
冷蔵庫は、扉の開け閉めで、庫内の温度が変動することが多いので、ケーキを箱の中に入れ、その上に保冷剤を置くことで、箱の中の温度を低い温度で一定に保ちやすくなります。
買ってきたばかりのケーキでも同様の保存方法をするのがオススメ。
手作りジューシーチキン
皮はパリパリ、身はジューシーなチキンの作り方をレストランガイドで「二つ星」を獲得したフレンチレストランのオーナーシェフ、谷昇さんが教えてくれました。
●材料
・骨付き鶏もも肉・・・2本(600g)
・塩・・・5グラム
・油・・・少々
【つけあわせ】
・きのこやじゃがいもなど、お好みで
●チキンの下ごしらえ
・冷蔵庫から出して常温に戻す。
・すね部分ともも部分の火のとおりを均一にするため、皮に覆われているすね部分は骨に沿って切り開き、すねとももの関節部分に切り込みを入れる。
・塩は身側に、焼く10分前に振っておく。
肉の表面を水分が覆ったら、下ごしらえは完了。
●チキンの調理法
1、ジューシに焼き上げるには、焼き始めが肝心!
フライパンに油を敷き、身側から焼いていく。
中火で鶏肉を温めるようなイメージで、さっと焼き、表面が白くなったらひっくり返す。
短時間でも身から焼くとジューシーさがアップ。
2、皮全体をパリパリに焼くには、焼けにくい肉の側面をフライパンのエッジに当てながら焼きます。
3、肉から出た脂を、絶えず身にかけながら10分ほど焼く。
油をかけながら焼くことで水分の蒸発を防ぎ、ジューシーさが保たれる。
4、焼き上がりをチェックする。
焼いている音が高くなったら、肉の身の厚いところを押してみて、中から透明な汁が出てきたら焼き上がりの目安。
5、フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取って火を止め、裏返し、余熱で身側を温める。
チキンの持ち手に飾りを付けたい場合
持ち手に当てたい部分の長さの2倍の紙をふっくら軽く半分に折って、輪の部分に細かく切れ目を入れる。
これを持ち手に巻いたら完成!
谷さんオススメのソース
●材料
・練りがらし・・・10g
・ウスターソース・・・2g
・しょうゆ・・・3g
・こしょう・・・少々
・オリーブ油・・・2g
・酢・・・5g
・ケチャップ・・・10g
からしが苦手な方は、練りがらしをマヨネーズ10gに置き換えてください。
●作り方
1、練りがらしに酢を入れて伸ばす。
2、次にウスターソース、ケチャップ、しょうゆを加える。
3、オリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜ、軽く乳化させる。
4、最後にお好みで、こしょうを加えたら出来上がり!
チキンの温め直しの方法
調理から時間がたって、しなしなになった皮をパリッとおいしくするためには、魚焼きグリルかオーブントースターを使うのがオススメ。
どちらも皮を上にして焼きます。
火加減は、魚焼きグリルでガスの場合は、弱火、IHの場合は中、オーブントースターは温度設定がある場合は、弱~中の設定にします。
焼き上がりの目安は、皮から脂が出てきて、じりじりとしてくる状態です。
タレがかかっているものは、焦げやすいので、焦げ始めたら、ふわっとアルミホイルを上からかけます。
クリスマス デコ料理
デコレーション料理の達人、ザッキー☆さんが、ミニトマトのサンタ、うずらの卵の雪だるま、ポテトサラダのツリーのレシピを教えてくれました。
ミニトマトのサンタ
サンタクロースの赤い衣装はミニトマトで、白いひげにおおわれた顔をクリームチーズで表現したかわいらしいサンタさん。
●材料(4個分)
・ミニトマト(縦長のもの)・・・4個
・クリームチーズ・・・60グラム
・ごま・・・8粒
・にんじん・・・少量
●作り方
1、ミニトマトが立つようにするためにいちばん下の部分を切り落とし、残ったミニトマトを上から1/3のところで切り、帽子と体にする。
2、クリームチーズ(15g)は、スプーンを2本使って丸めて顔を作る。
ミニトマトの体に乗せ、帽子をかぶせる。
3、目には濡らした箸でごまを付け、鼻にはストローでくりぬいた薄切りにしたにんじんを付ける。
4、最後に少量のクリームチーズ(分量外)を、帽子の上に乗せれば出来上がり!
うずらの卵の雪だるま
うずらの卵を2段重ねにした雪だるま。
パスタをオーブントースターで焼いたものを芯に使うのがポイント。
●材料(4コ分)
・うずらの卵・・・8コ
・パスタ(乾麺)・・・2本
・のり、にんじん・・・各少量
●作り方
1、オーブントースターにアルミホイルを敷き、パスタを1~2分加熱する。
にんじんは、小さくキューブ状に切って電子レンジにかけておく。
ミックスベジタブルに入っているものを解凍して使うと簡単。
2、焼き上がったパスタでうずらの卵、帽子となるにんじんをつなげ、うずらの卵が立つように下段の卵の下を少し切り落とす。
3、マヨネーズを接着剤代わりにし、丸くくりぬいたのりを目とボタン部分に、三角形に切ったにんじんを鼻にして、うずらの卵に貼りつければ完成。
ポテトサラダのツリー
ポテトサラダを三角に盛りつけ、上から青のりをふってツリーに見立てます。ハムやチーズのオーナメントでにぎやかに飾ります。
●材料(4人分)
・じゃがいも・・・300g
・ミックスベジタブル・・・80g
・マヨネーズ・・・大さじ5
・ハム・・・4枚
・チェダーチーズ・・・1枚
・牛乳・・・30ml
・青のり・・・適量
・塩、こしょう・・・各適量
●作り方
1、飾りを作る。
星は、型を使ってハムとチェダーチーズを抜き、重ねておく。
丸いオーナメントは、太めのストローでハムとチェダーチーズを抜き、重ねずに別々に飾ります。
チェダーチーズを3ミリ幅に切ってモールにします。
ストローは短く切って使う。
長いままだと力をかけにくく、くっついた飾りを抜きにくいので、短く切って使います。
太いストローの形を爪を使って変えるとハートや星型の形にすることができ、さらに牛乳パックでも型を作ることができます。
2、ポテトサラダを作る。
熱いうちに潰したじゃがいもにマヨネーズ・牛乳を入れて混ぜ、塩・こしょうで味を調えたら、飾りを作った残りのハムとチーズを刻み、ミックスベジタブルと一緒に加えて混ぜればポテトサラダの完成。
マヨネーズの油分で飾りが付きやすくなり、牛乳を入れなめらかにすることで成形しやすくなる。
3、盛りつけする。
ポテトサラダは、ツリーの形になるように三角形に盛りつけていき(箸を使ってざっくり積むのがポイント)、上から青のりをふりかけ、(1)で準備した飾りをあしらえば完成です。
ウォールツリー
マスキングテープを使って壁面を飾ることができるウォールツリー。
壁いっぱいの大きなものから、窓や冷蔵庫、ちょっとした壁の隙間など、各家庭に合わせたスペースに作ることができます。
材料は100円ショップで買える、マスキングテープ3本、折り紙、カラーセロハン。
マスキングテープは粘着力が弱く、簡単にはがせるので、間違って貼ってしまっても作り直すのが簡単な上、はがすだけなので、後片づけもラクチン!
ウォールツリーの作り方
1、中心線と高さを決める。
5円玉を結んだ糸を壁面にピンなどで留めてぶら下げ、5円玉の重みで垂直を取り、ツリーの中心線とする。
樹の頂点から鉢底までのツリー全体の高さを決め、上下に目印をつける。
2、次にツリーのギザギザの部分を作る。
指で中心からの距離を測り、マスキングテープを貼って、ギザギザの線を作るときのガイド線とする。
対称になるように左右ともに中心から等距離の部分に目印をつけ、中心線の頂点と目印を結ぶようにガイド用のマスキングテープをまっすぐに貼る。
3、傘の生地の三角形の部分を使ってツリーのギザギザ部分を作る。
閉じた傘を、持ち手が下に来るようにガイド線に合わせるようにあてがいます。
傘の先端側の生地の角がツリーの頂点に重なるようにし、骨と骨の間の三角形の生地を広げて、その外側の線に沿ってツリー用のマスキングテープを貼る。
一定の幅で傘をガイド線に沿ってずらし、二段目、三段目の線を貼っていき、反対側も同様に貼り、ギザギザが完成したらガイドのマスキングテープをはがし、左右のギザギザの線をつなぐ横の線を貼ります。
さらに、幹と鉢を作る。
最下段の左右対称の距離に中心線と平行にマスキングテープを貼って幹にし、その下にお好みの形で鉢を作っていきます。
最後に5円玉がついた糸を外せばツリーの輪郭が完成。
ウォールツリーの飾りつけ
モールは、柄のあるマスキングテープを、ツリーの上から斜めに貼る。
折り紙やセロハンを使って星やオーナメントを作る。
飾りつけるときは、先ほど貼ったモールなどのマスキングテープの上に貼るのがポイント。
大きいオーナメントは下の方に貼ることで、バランスがよくなります。
マスキングテープの上に貼ると、凸凹の壁に比べて平らなのではがれにくい。
ツリーの飾り付けの数を簡単に計算する方法
飾りは多ければ多い方がいいというものではなく、バランスが大事!
今回は130cmのツリーなので、130÷10=13個という計算。