2016年9月6日放送の腸を知って身体のお悩み解決3時間スペシャル。
朝晩2分でできる!「美腸ヨガ」で便秘&下痢解消。
25年来の便秘持ちという東尾理子さん、大石絵理さんが腸ヨガで見事に便秘解消しました。
朝のポーズのマーメイドのポーズ・ヨットのポーズ、夜のポーズの猫のポーズ・バッタのジャンプのやり方を覚えて便秘を解消しましょう。
便秘の原因
便秘とは、3日以上便が出ないこと。
ストレスがかかると腸の動きがパタッと止まり、便秘になります。
これは「腸ストレス」と言われています。
腸ストレスの原因は「自律神経の乱れ」。
自律神経は背骨を通って、脳とつながり体全体を巡っています。
呼吸・血液を流す・内臓を動かすなど、人間が無意識に行っていることを司どっています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」からつくられています。
交感神経は、内臓をコントロールして血流を速くする役割、副交感神経は、交感神経の興奮状態をおさえる役割をしています。
体を健康に保つには、交感神経と副交感神経が1:1のバランスを保つこと。
バランスを崩してしまい、交感神経が優位になると腸は緩んだ状態になり、副交感神経が優位になると腸が縮んだ状態になります。
つまり、交感神経と副交感神経が同じバランスでないと腸はちゃんとした動きになりません。
自律神経の乱れは便秘や下痢の原因にもなるのです。
腸ヨガで便秘を解消!
腸ヨガとは、おなか周りを刺激するポーズで、腸の動きを活発にし、ヨガ特有のゆったりとした動きと呼吸で自律神経を整えます。
教えてくれたのは、ヨガインストラクターの大友麻子先生。
便秘解消!腸ヨガのルール
- 朝と夜の1日2回
- 朝夜に各2ポーズ。合わせて2分間行う
- 期間は2週間
呼吸法
苦しくないくらいの長さで、口から息を吐く。
冬に手を温める時に息を吐く時の感覚で行う。
ハーッと声を出して、おなかから息を吐ききり、鼻から吸う。
深い呼吸をすることで自律神経のバランスを整える効果がある。
夜のポーズ
日中、興奮状態にある交感神経を鎮めること、腸のポジション整えることがポイント。
●猫のポーズ
よつんばいになり、手を前に伸ばして頭を下げる。
この体勢のまま5回呼吸する。
体を斜めにすることで腸が上がってくるような感覚を意識しましょう。
下がりやすい腸のポジションを整える効果があります。
●バッタのジャンプ
1、うつ伏せになり、両手を後ろで組み、肩と足を上げる。
この体勢のまま5回呼吸する。
2、組み手をはずしてリラックスする。
腸に負担をかけてからゆるめることで、自律神経のバランスを整える訓練をする。
朝のポーズ
睡眠中に鎮まった交感神経を高めること、腸に刺激を与え排便を促すことがポイント。
●マーメイドのポーズ
1、横向きに寝て下の腕を延ばし、頭を乗せる。
ウエスト、おしり、内ももを締めながら脚を上げる。
脇腹に効いているなと感じるところまで脚を上げましょう。
この体勢で5回呼吸する。
2、反対側も同様に行う。
おしり周りの締め付けは骨盤底筋群を刺激し、直腸にある便を押し出すのに効果的。
力を入れることで寝ぼけた体を目覚めさせ、交感神経を高める。
●ヨットのポーズ
1、脚を伸ばして座り、片足を立てる。
体をねじるように右ひじを左ひざにひっかける。
この体勢で5回呼吸する。
2、反対側も同様に行う。
腰骨あたりは便の詰まりやすいポイント。
腰をねじって腸のねじれを解消し、便を通りやすくする。