日本人が最も食べている果物ランキングで1位
なのが、「バナナ」。
スーパーの青果売り場に行くと、いろいろな種類の
バナナが並んでいますが・・・
同じフィリピン産なのに、安いバナナと高いバナナが
ありますよね。
この値段の差って何なのでしょうか?
それは、
「栽培されている土地の標高が高いか低いか」の差。
高地栽培のバナナは値段が高く、低地栽培のバナナは
値段が安いのです。
なぜ、高地栽培のバナナは甘くなるの?
バナナは寒さに弱く、バナナベルトと呼ばれる標高20m以下
の暖かい土地で作られてきました。
高地栽培のバナナは、標高500m以上の高地で栽培されており、
標高の高い土地で育った方が甘いバナナになります。
バナナの木は日中に光合成を行うことで糖分を蓄えられ、
夜になるとこの糖分がバナナの実に運ばれ、甘さを増して
いきます。
光合成をして、糖分を蓄え、運ぶことを毎日繰り返すことに
よってだんだんバナナは甘くなっていくのです。
つまり、収穫までの期間が長いほど甘くなります。
低地栽培のバナナは、収穫までに約10か月かかりますが、
高地栽培されたバナナは、気温が低いため成長が遅くなり
収穫までに約13か月かかってしまいます。
そのため、3か月分余計に糖分が蓄えられることになり、
甘くなるというワケ。
糖度を計ってみると・・・
安いバナナの糖度は約19度で、高いバナナの糖度は約22度。
約3度の差もあるんですって♪