2017年4月12日のNHKあさイチは、旬のあさり特集。
あさりの砂抜き、あさりの保存術、殻から身をキレイにとる技、潮干狩り、簡単あさりレシピなどが紹介されていました。
あさりの砂抜き
5分で砂抜き「50℃洗い」
1、ボウルに水と沸騰したお湯をそれぞれ500ミリリットルずつ入れて、50度のお湯を作る。
2、50℃のお湯にあさりを入れ、3分ほど待つ。
3、すべてのあさりの口が少し開いたら、ボウルの中で、あさりをこすり合わせるように1分ほど洗う。
身や殻についていた砂や汚れが出てきます。
4、お湯からあさりを取り出し、水できれいに洗う。
王道の砂抜き方法
1、水500mlに、塩大さじ1(15g)を入れて、3%の食塩水を作る。
2、あさりをざるに平らに並べ、その下にボウルやバットを置いて、二重底にする。
上のあさりがはき出した砂を、下のあさりが吸わないようにするためです。
3、あさりが水面から少し出るぐらい、ひたひたに食塩水を入れる。
4、新聞紙などをかぶせて暗い状態にし、1時間ほど待てば砂が出てきます。
5、あさりを水できれいに洗います。
あさりのうまみをアップさせる方法
王道の砂抜きが終わったあと、さらに1~3時間常温で置いておくと、うまみ成分である「コハク酸」が数倍にアップ!
「50℃洗い」したあさりは一度熱を加えているため傷みやすくなっているで、放置せずにすぐに調理してください。
あさりとトマトの炊き込みごはん
●材料(2人分)
・あさり・・・15~20個
・トマト・・・1個
・米・・・2合
・酒・・・大さじ1と1/2
・しょうゆ・・・大さじ1と1/2
・水・・・250ml
●作り方
1、炊飯器にといだ米、水、しょうゆ、酒を入れて混ぜる。
2、トマトを切らずにそのまま真ん中に置き、周りにあさりを敷きつめ、炊飯スタート。
3、炊きあがったら、あさりの身を殻から外し、トマトをしゃもじでつぶす。
4、全体をかき混ぜたら出来上がり!
お好みで、刻んだ大葉をかけたり、バターを入れてもOK。
おいしいみそ汁の作り方
1、鍋に水を入れたら、みそを溶く。
2、砂抜きしたあさりを入れて、火をつける。
あさりが1個開いたら火を止めて、フタをする。
3、2分ほど待ち、すべてのあさりが開いたら、できあがり。
火を入れすぎないことが、身がプリプリになるコツ!
殻から身をキレイにとる技
1、口の開いたあさりを見て、身が左右どちらに寄っているのかを確認する。
2、寄っているほうから、指やスプーンを入れて滑らせれば、簡単にとれます。
あさりには貝柱が2つあり、加熱すると片方が外れることが多く、貝柱が残っているほうに身が寄ります。
貝柱があるほうから力を入れることがポイント。
潮干狩り
●あさりがたくさんいる場所
あさりは、波が穏やかな所を好むため、外からの波が直接あたりにくい場所や、砂地に囲まれている場所に多くいます。
●あさりをとるコツ
熊手で砂を掘って「ガリッ」と音がした所に、あさりがいます。
「ガリッ」と音がした所を素手でさらに掘ると、簡単にあさりを見つけられます。
●あさりを“釣る”方法
海岸などに生えている「松の葉」を用意。
砂浜をよく見て、2つの穴を探す。これはあさりが水管をのばしてできる穴です。
2つの穴の間に松の葉を差し込み、5秒ほど待ってから引き上げます。
あさりの保存術
冷凍保存すれば3か月はおいしく食べられるとのこと。
冷凍保存の手順
砂抜きをします。
潮干狩りでとってきたあさりは、くんできた海水を使うと砂が抜きやすいです。
砂抜き後、水からあさりをあげて1時間待ちます。
これにより、あさりから塩が出てきます。
こうしないと、冷凍したときに、しょっぱいあさりになってしまいます。
塩抜き後、流水でもみ洗いして、砂や汚れを落とします。
小分けの袋に入れて、冷凍庫へ入れます。
解凍するときのポイント
冷凍したあさりを使う場合、あらかじめ沸騰させた湯やあつく熱したフライパンに入れてください。
そうしないと、口が開かないあさりが出てしまいます。