2016年10月18日のNHKあさイチスゴ技Qは、アルミホイルの徹底活用術。
黒ずんだ銀製品をピッカピカにする方法、排水溝のイヤな「ぬめり」を予防する方法、10分で5品作れる「アルミホイル弁当」の作り方、アルミホイルを使ってお肉がジューシーになる冷凍・解凍法が紹介されていました。
驚き!片栗粉ワールド1本わずか100円程度、どのご家庭にもある「アルミホイル」。
「ホイル焼き」くらいにしか使わないなんてもったいない!!写真うつりを劇的にUPさせたり・・・実はめちゃくちゃ役立つ便利グッズなんです!アルミホイルの使い方を一工夫すれば、いつものおにぎりや冷凍肉もおいしさ倍増!さらにフライパンひとつで、5つのおかずがわずか10分で同時に完成する「アルミホイル弁当」も。
黒ずんだ銀製品がアルミホイルでピッカピカ!
思い出のペンダント、指輪、食器など・・・しばらく使わないうちに黒ずんでしまった銀製品は、アルミホイルがあれば、簡単にピカピカに戻ります
。
まず、鍋にアルミホイルを敷き、水と塩(銀製品ひとつにつき大さじ1程度)を入れて沸騰させます。
弱火にして銀製品を入れ、待つこと10分。
銀製品を引き上げ、布できれいにふくと、輝きがよみがえります。
吹きこぼれの原因になるので、アルミホイルを鍋の外に出さないのがポイント。
アルミニウムイオンは、ヌメリを防ぎ、雑菌などの繁殖を防ぐ効果があります。
アルミホイルの表面積が大きいほど効果的なので、アルミホイルをゆるく丸めて2つ以上、台所の排水口に入れておけば、ヌメリを予防することが出来ます。
アルミホイルを使うとお弁当作りが時短に!
フライパンの上に、アルミホイルで包んだおかずをのせて加熱すれば、わずか10分で5品のおかずが同時調理できてしまうという「アルミホイル弁当」。
アルミホイル弁当の作り方
●一口トンカツ
アルミホイルを小鉢で型どりし、小さなカップを作ります。
これに油(カップの1/3程度・約50ml)を入れて加熱し、適温になったら揚げます。
油の量は、とんかつが十分つかるだけあればOK!
あと片づけも楽ちんです。
そして、フライパンの空いたスペースを使って、同時に5品のおかずを作ります。
おかずはアルミホイルで包み、できるだけフライパンに密着させて加熱するのがポイント。
加熱時間は10分です。
●焼き鳥
アルミホイルに油を塗って、その上に焼き鳥をのせます。
【焼き鳥3本分の材料】
・鶏もも肉・・・1/2枚
・ネギ・・・1/2本
・塩、コショウ・・・適量
・つまようじ・・・3本
・サラダ油・・・少量
●蒸しシューマイ
水で濡らしたキッチンペーパーの上に冷凍シューマイをのせたら蒸し器いらず。
【蒸しシューマイ2個分の材料】
・冷凍シューマイ・・・2個
・キッチンペーパー・・・1/4枚
・水・・・大さじ1
●サケとしいたけのチーズ焼き
アルミホイルに油を塗って、その上に材料をのせます。
【サケとしいたけのチーズ焼き1個分の材料】
・サーモン・・・1/2切れ
・しいたけ・・・1~2枚
・チェダーチーズ・・・1枚
・白ワイン・・・小さじ2
・塩、コショウ・・・適量
・サラダ油・・・少量
●ベーコンエッグ
アルミホイルの中にベーコンを敷き、卵を落とします。
【ベーコンエッグ1個分の材料】
・卵・・・1個
・ベーコン・・・1/2枚
・塩・・・適宜
・アルミホイルカップ・・・1枚
アルミホイルを使えばおにぎりがふんわり!
五つ星お米マイスターの澁谷梨絵さんがオススメするおにぎりの包み方は、ラップより断然アルミホイルだそう。
アルミホイルをくしゃくしゃにしてから包むと、ごはんとの接地面が少なくなくなってくっつきにくい上、適度に水分も逃してくれるため、蒸れたりベタついたりすることなく、ふっくらした食感を保つことが出来ます。
アルミの抗菌作用が働くというメリットもあります。
くしゃくしゃにしたアルミホイルに塩水を塗ると、さらにご飯がくっつきにくくなる。
アルミホイルには、なぜ「光沢面」と「つや消し面」があるの?
製造において発生する違いなので、材質的には全く変わりがありません。
裏も表もなく使えます!
アルミホイルで肉を冷凍するとジューシーになる!
味を劣化させず、キープする鍵は、冷凍スピード。
ゆっくり冷凍すると、お肉やお魚の中の水分が凍るとき大きくなって細胞の膜を壊し、うまみ成分などが流れ出してしまいます。
牛肉のステーキをアルミホイルで包み、下にもアルミホイルを敷いたものと、買ってきたまま発泡スチロールトレイにのせラップしたものとを冷凍庫に入れ、冷凍にかかる時間を比べると・・・アルミで包んだ肉の方がはるかに早く冷凍できました。
さらに、最新の味覚センサーでうまみ成分を計測すると、ほとんどの人が明確に違いを認識できるほどの差が出ました。
買ってきたお肉をトレイから出し、アルミホイルで包む一手間でお肉の味が変わるなら是非試してみたい方法です。
解凍するときは、三重にたたんだアルミホイルの上にのせておくと、アルミの熱伝導率により解凍スピードがアップ!
発泡スチロールトレイの上で解凍したときと比べて、十分違いがわかる差が出ました。
アルミホイルに包んで冷凍すると中身が分からなくなってしまうので「日付」と「中に入っているもの」を記載しておくと良い。
アルミホイルを使うと写真うつりが劇的によくなる!
写真を撮るとき、アルミホイルで簡単なレフ板(反射板)を作って光を当てると、小じわなど気になる部分が目立たなくなり、写真うつりが劇的に変わります。
アルミホイルレフ版の作り方は、A4の厚紙2枚をセロハンテープでつなぎ、くしゃくしゃにしたアルミホイルを貼りつけるだけ。
くしゃくしゃにすることで、光が乱反射し、よりきれいに写る。
2つに折れば、かばんにも入るサイズになり、持ち歩きにも便利です。