寒い寒い冬・・・。
私は自他共に認める寒がりで、冬にセーター(お洒落に言うとニット)がないときっと生きていけません。
だから、冬はセーターしか着ないくらいたくさんのセーターを持っています。
いわばセーターは冬を乗り越える私の大事な大事なパートナーなのですが、1つだけ厄介なことがあります。
それは、冬が終わったあとの「セーターの洗濯」!
一気にクリーニングに出せば問題はないのでしょうが、一主婦としては、クリーニング代ってすごくもったいないというか無駄遣いというか・・・(さんざんお世話になったにもかかわらず、、、)。
そんな気がして毎年クリーニングに出せない自分がいます。
でも、そんな気持ちを抱えているのはきっと私だけではないはず!
ポイントさえ押さえれば実はとっても簡単なので、セーターを家で洗濯する方法、また、これまでの常識や呪縛が覆されるかもしれない耳より情報もお伝えしたいと思います。
そして、欲張りな私はセーターだけにとどまりません。
コートやダウンジャケットだって家で洗濯したいんです。
しかも、ダウンジャケットって実はクリーニングに出したらダメって知ってましたか?
ダウンジャケットこそ家で洗濯した方がいいんです!
その理由とは・・・?
セーターの手洗いはNG!洗濯機へ「ポン」が正解
セーターを家で洗うと聞くと、あぁ手洗いしなくちゃ、と思っていませんか?
実は、それはオススメできません。
むしろ手洗いの方が危険で、洗濯機で洗ってしまう方が良いのです。
なぜ、手洗いが危険なのか?手洗いについて少し説明します。
手洗いには「もみ洗い」「つかみ洗い」「押し洗い」の3種類があります。
もみ洗い
生地をもみながらこすり汚れを落とす洗い方なので、洗浄力はかなり高くなります。
丈夫なもの、色の落ちないもの、汚れのひどいものなど、ダメージにかなり強い服ならOKです。
つかみ洗い
やさしく握って開くを繰り返す洗い方で、シルク、化学繊維、やわらかい生地に向いています。
強くこすってしまわないように注意が必要です。
押し洗い
上からやさしく押す洗い方で、セーターなどの毛製品や厚地のもの、シワをつけたくないものなどに向いています。
つけ置きすると効果がアップします。
では、セータを家で洗うのに一番適切な方法はどの洗い方でしょうか?
そう、「押し洗い」ですよね。(←上に答え書いてあるやん。)
「押し洗い」だけするならセーターを手洗いするのはOKなのですが、首周りや袖口が汚れてたら、いつのまにかゴシゴシこすったりなんかして、いつのまにか「もみ洗い」に変わってた・・・ということになりかねない状況が分かりますかね(笑)?
”あ~ココが汚れてる”とその部分をゴシゴシ。←これがもみ洗い。
セーターの素材は「ウール」が多いですが、ウールは収縮を起こして固まってしまうので、「もみ洗い」や「つかみ洗い」は厳禁!
”手洗い=やさしい”ではないのです。
このやってはダメな洗い方で洗ってしまい、うっかりダメージを与えてしまう可能性を秘めているから、手洗いは危険なのです。
これを読んだあなたは、なんとかの一つ覚えのような「セーターは手洗いしなくちゃダメなんじゃない?」という呪縛から解き放たれることでしょう(笑)。
さらに、セーターを洗う洗剤についても驚くべき事実があります!
それは・・・おしゃれ着専用洗剤より、普通の液体洗剤を使う方がオススメだということ。
「セーターを家で洗うならおしゃれ着専用洗剤」が合言葉かのようになっていると思うのですが、「普通の液体洗剤」の方が洗浄力が高いので、より汚れが落ちやすくなります。
ただし、液性が中性で、蛍光増白剤が入っていないものを選んでくださいね。
では、洗剤の準備も整ったところで、いざ洗濯へ。
ただ、洗濯機へ「ポン」でも、そのままポンっではダメなので、やり方を説明していきます。
2、セーターを畳んで、1枚ずつ洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる。
トラブルを避けるために、お湯ではなく30℃以下の水で洗うようにしましょう。
3、洗濯機の「おしゃれ着コース」など、一番やさしいコースを選択する。
仕上げに柔軟剤を使うと、ふんわりした風合いをキープすることができます。
4、上限3分を目安に軽く脱水する。
軽く脱水することによってセーターが軽くなるので、ハンガーに吊るして干してもOK!
ダウンジャケットをクリーニングに出してはいけない理由
冬に大活躍してくれたダウンジャケットですが、家では洗えないし、毎年クリーニングに出しているという方が多いのではないでしょうか?
私も何年か前まではそうでした。
しかーし!それは大間違いだったのです!
ダウンジャケットは、おうちで洗濯。が大正解!
なぜなら・・・
ダウンの羽根はドライクリーニングに出すと、クリーニングの溶剤で洗われるときに水鳥が持つ本来の油分までが落ちて、ふんわり感が損なわれてしまうのです。
一方、おうちでの洗濯(ただし正しい洗い方は必須!)なら風合いを保ったまま洗うことができるので、ダウンジャケットはおうちで洗うのがベスト!というワケです。
ただし、表側の素材がナイロン、ポリエステル、綿など水洗いできる素材かどうか確認して下さいね。
ポイントは、中の羽根のことは心配せずに、外側の汚れをしっかり落とすことが大事。
ダウンは外を飛び回っている水鳥の外面を覆っていた羽根なので、私たちが心配している以上に丈夫なんですって。
それでは、やり方を説明していきます。
2、脱水をかけたダウンジャケットを取り出す。
3、汚れがつきやすい袖口と襟ぐりに液体洗剤を垂らして指でなじませる。
洗剤の使用量は規定通りでOK!
4、洗濯機に入れてスイッチオン!
いつも通りのコースで大丈夫です。
念のため、チャックやボタンは閉めておきましょう。
5、脱水まで終わったら、ダウンジャケットをハンガーにかけて干す。
この時、洗濯中によれてしまった羽根を元の位置に戻してあげるために、ポンポンと軽く叩いて下さい。
そして、そのまま吊り干ししておきます。
6、乾いたら洗濯終了ですが、乾きたての状態はまだペタンと潰れてしまっているので、再度パンパンと叩いてあげることで、羽根の間に空気が入って元のふんわりとした風合いに戻っていきます。
1回しか着ていないジャケットでも洗わないとダメなの?
仕事でジャケットを着ているという方以外は、ジャケットってそんなに着る機会がないですよね。
ただ、シーズンに1~2回は着ることがあったりするんですよね。
そのジャケットどうしていますか?
ちょっとホコリを払ってそのまましまう?
いや、1回着たんだからとクリーニング行き?
夏場はさすがにそのまましまうという選択はしないかと思いますが、冬場だとそのまましまうのもアリ?と思ってしまうそこのアナタ!
いけません!!
ジャケットは一度でも着たら必ず手入れするのが鉄板!です。
ちょっとだけ着たジャケットは目立つ汚れがないから、それほど汚れていないように見えるのですが、一度でも外気に触れた服の表面には細かな泥やカビの胞子がついていて、そのまま収納すると夏の間にグングン成長して、シミやカビの原因になります。
この悲惨な状況を防ぐために、1回でもちょっとだけでも着たジャケットは、お手入れが必須です。
それでは、お手入れ方法を説明します。
この時、水よりお湯の方が良いです。
下のような中性洗剤でOKです。
2、布を(1)で作った洗剤液に浸し、固く絞り、ジャケット全体を拭く。
そして、今度は布を水に浸して絞り、ジャケット全体を水拭きする。
襟まわりは特に丁寧に拭きましょう。
3、拭き終わったらしっかり天日干しをして水気をしっかり飛ばして乾燥させる。
ちなみにこのやり方は、ジャケットだけじゃなく、コートにもできます。
今回は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
セーターやダウンジャケットをおうちで洗濯することができたら、かなりの節約になると思います。
家族全員の分をクリーニングに・・・って考えたらゾッとしますよね・・・。
浮いた分は、ヘソクリとか、お友達とランチとか、ご褒美スイーツとか、自分が楽しめるものに是非使ってほしいと思います。
主婦はプチ贅沢が明日への活力になりますよね!