教えてもらう前と後やサタデープラスで放送されたサンマの臭みが取れる焼き方のコツをご紹介します。
臭みを取るためと味付けをするためと、塩は2回に分けて振るのがポイントです。
さらに、サンマの骨を簡単に取る裏技を覚えておくと身だけを存分に食べることができますよ。
(情報元:TBSテレビ「教えてもらう前と後」2019年9月10日、TBSテレビ「サタデープラス」2019年9月14日、TBSテレビ「あさチャン」2019年9月18日放映)
新鮮なサンマの選び方
サンマの下アゴは黄色いものが新鮮です。
下アゴは鮮度のバロメーターです。
水揚げ直後のサンマの下アゴは黄色ですが、時間が経つにつれて(水揚げから4~5日後)色素が抜けてくすんだ茶色になっていきます。
アゴの色をチェックして買うようにしましょう。
脂がのったサンマの見分け方
「サンマの後頭部」を見ると、脂がのったサンマかどうか見分けることができます。
頭の後ろが盛り上がっていて、胴体が太いと脂がのっているサンマです。
サンマはエサから摂った栄養を後頭部の筋肉に蓄えます。
後頭部が盛り上がっていればそれだけ脂が多いという証拠です。
サンマの臭み取り&おいしい焼き方
サンマは焼く15~30分前に全体に塩を振ると臭みが取れます。
塩の量はサンマ1匹に対して5~10g(ひとつまみ程度)が目安。
両面に塩を振って15~30分ほどおきます。
塩を振ると浸透圧の作用で、身から余分な水分が抜けていきます。
この水分が魚特有の臭みなので、キッチンペーパーなどで拭き取れば臭みを減らすことができます。
また、表面の水分がなくなり身が締まるので、皮はパリッと、中はジューシーに焼き上がります。
1、サンマ全体に塩を振り、15~30分おく。
2、表面の臭みを水で洗い流す。
3、キッチンペーパーで拭いて水気を切る。
4、焼く直前に再度塩を振って味付けする。
5、サンマをグリルに入れる前に、グリルを温めておく。
片面7分ずつ強火で短時間で焼く。
両面焼きグリルの場合、約8分ほど焼きます。
弱火でじっくり焼くと水分や脂が流れ出てパサパサの食感になります。
サンマを焼くとき、みりんを塗ると身がふっくらします。
みりんで表面をコーティングすることで、中に水分や油分が留まるので早く火が通ります。
また、みりんによって焼き色が早くつくので、通常より半分の時間で焼くことができ、ふっくらジューシーに仕上げることができます。
おいしく焼くポイントは、みりんは水で10倍に薄めたものを使い、みりんを塗った後に塩を振ること。
サンマの切り方
サンマをグリルで焼く時、丸ごと1匹入らないことがありますよね。
そんな時は、はらわたを避けて斜めに切ればOKです。
サンマ真ん中あたりで縦半分に切るとはらわたが外に流れ出てしまうため、もったいないことに。
サンマのお尻の穴より尾っぽ側から斜め切りにするとはらわたが流れ出ず、焼いてもグリルの汚れが少なくなります。
サンマの骨が取れやすくなる裏ワザ
焼き上がったサンマの身にいきなり箸を入れるのはNG!
食べる前のひと手間で、骨が取れやすくなる方法をご紹介します。
1、箸で軽く身全体を押す。
2、中骨に沿って切れ目を入れ、身を上下に開く。
3、頭を持ち上げて骨を身から外す。
サンマのはらわたが食べられる理由
アジやサバなどの内臓は食べませんが、サンマの内臓はなぜ食べられるのか?
サンマは胃がない珍しい魚。
プランクトンなどの餌を食べると胃袋がないので、腸ですぐに栄養を吸収し、わずか数十分で排泄します。
また、サンマ漁が行われるのは夜で、日中はプランクトンをたくさん食べますが、夜は食べないので漁獲された時の内臓は空っぽの為、内臓まで美味しく食べられるというわけです。
サンマの臭いを簡単に消す裏ワザ
魚焼きグリルなどについたサンマの臭いは、レモンを使うとサンマの臭いを簡単に消すことができます。
キッチンペーパーにレモン汁を付けて拭くだけでOK!
レモンに含まれるリモネンが魚の臭いを消臭してくれます。
また、リモネンには油を分解する効果もあるので、油汚れも落ちやすくなります。
手についたサンマの臭いは、キッチンシンクなどのステンレスの部分でこすると取ることができます。
臭いの元がステンレスと反応して水溶性に変化し、臭いを簡単に水で洗い流すことができるのです。
「ステンレス石鹸」も販売されています。
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