2017年5月16日放送の林修先生の今でしょ講座は、医師100人が選んだ!本当に体に良い夏野菜ベスト5。
東大ママドクター伊藤明子先生が最新研究を徹底解説!
1位 モロヘイヤ
モロヘイヤのカルシウムは、夏のだるさ・イライラを解消します。
モロヘイヤのカルシウム含有量は、モロヘイヤ100gで生めざし4尾やしらす干し約120gと同じで、カロリーは低め。
カルシウムが神経細胞に入ると精神を安定させる物質「ギャバ」が出るため、イライラを防ぐことができます。
モロヘイヤの栄養素を最大限に引き出すには、「細かく刻んでスープ」にする!
細かく刻むことでネバネバ成分「ムチン」をより多く出し、腸内環境を整えて免疫力をアップします。
2位 えだまめ
えだまめは、筋肉を増強し、夏バテ予防となるたんぱく質が豊富。
現代人は糖分や炭水化物の摂り過ぎでたんぱく質不足になっているそう。
疲労回復に良いビタミンB1も豊富。
ビタミンB1の含有量は、えだまめ100gでにんにく約2.5個分!
えだまめの栄養素を最大限に引き出すには、炊き込みご飯にすること!
水に溶け出た栄養素を米が吸収し、ゆっくり加熱するので酵素が働き甘みが増します。
そして、えだまめの栄養素を最大限に引き出す食材が「鮭」。
鮭にはアスタキサンチンが豊富。
アスタキサンチンはビタミンCと比べて抗酸化力が約6000倍もあります。
●オススメ料理
えだまめと鮭の炊き込みご飯
3位 青じそ
青じそには漢方に使われるほどの栄養価があります。
また、青じその香り成分「ぺリルアルデヒド」は、抗菌作用があるので、食中毒予防にもなります。
さらに、青じその栄養価はにんじんよりも高く、にんじんよりもカロテンが豊富。
青じその栄養素を最大限に引き出すには、刻んで生で食べること!
油で揚げてしまうと糖化を進めてしまう調理法となってしまうので要注意。
「青じそとみょうがの和風お薬味ソース」は、蒸し鶏に合います。
みょうがも抗酸化力が高いので青じそと一緒にとるとオススメです。
4位 ミニトマト
不足すると夏風邪の原因にもなるという「ミニトマト」。
トマトよりもミニトマトの方が栄養価が高く、ミニトマトのリコピン量はトマトの3倍!
皮の部分にリコピンやいろいろな栄養素が入っています。
リコピンは抗酸化作用がとても高く、アメリカの研究でもがんをおさえる作用があることが分かっています。
ミニトマトの栄養を最大限に引き出すには、刻んで食べること!
皮を切ることでミニトマトの栄養素が吸収されやすくなります。
そして、ミニトマトの栄養を最大限に引き出す調味料が「オリーブオイル」。
油があるとより栄養素を吸収することができます。
油であえると栄養素がコーテイングされ、胃酸で溶けず小腸まで守られます。
刻んでオリーブオイルであえるとOK!
トマトの甘味アップ保存法
トマトは冷蔵庫よりも常温で保存すると追熟され甘味・栄養価がアップします。
夏は2~3日、冬は7日程度がおすすめ。
5位 赤パプリカ
不足すると肌荒れの原因にもなる「赤パプリカ」。
赤パプリカは、強烈なビタミンCで夏の日焼け・肌荒れを撃退します。
赤パプリカのビタミンCの含有量は、赤パプリカ1個分で、トマト約15個分、みかん約7個分!
ビタミンCの新しい機能が「ビタミンCは遺伝子のコピーミスを防ぐ」。
私たちの体は遺伝子のコピーによって新陳代謝が行われています。
この遺伝子のコピーミスが少しずつ起こって加齢や病気になっていくのですが、コピーミスを減らすことで病気を防ぐことができ、細胞の加齢を防いでアンチエイジングすることができます。
赤パプリカの栄養素を最大限に引き出すには、柔らかくなるまで煮ること!
水に溶けたビタミンC は煮汁にとどまるので一緒にとれます。
さらに、赤パプリカの栄養素を最大限に引き出すには、かつをぶしをかけること!
かつおぶしを煮汁に染み込ませながら食べるとよいとのこと。
赤パプリカの美人煮びたし
赤パプリカは縦に切ると甘味がアップ。(横切りにすると苦味が出てしまう)
だしをとらずにかつおの粉(魚粉)を使うと超簡単&栄養アップ。
1、魚粉・醤油・みりん・水を鍋に入れる。
2、フタをして弱火で15分煮れば出来上がり!