2017年5月1日のNHKあさイチは、料理の腕が格段にアップ!桜えび活用術。
桜えびの万能調味料 干し桜えびの粉・桜えび塩・桜えびオリーブオイル&桜えびマヨネーズ、桜えびコロッケ・桜えびギョーザ、グッチ裕三さんの桜えびのもや酢炒め・桜えびの炊き込みごはん・桜えびスープレシピなどが紹介されていました。
春が旬の「桜えび」は、ふだんの料理にちょっと使うだけで、味や香りが格段にアップし、たまご焼きや野菜炒めなども高級料亭の味に変身します。
桜えびは生のものではなく、全国のスーパーで売っている干した「素干し」やゆでた「釜揚げ」のものでOK!
桜えびは、栄養面でも優れており、骨粗鬆症の予防に効果がある「カルシウム」や、肝機能の改善・疲労回復に効果がある「タウリン」が豊富に含まれています。
桜えびの万能調味料
干し桜えびの粉
これを卵焼きや野菜炒め・焼きそばなどの炒め物に入れると味・香りが高級料亭並みにアップ!
炒め物に使う際は、早く入れると焦げてしまうので、仕上げに振りかけるのがポイント。
卵焼きは、卵4個に対して大さじ2の粉を加えるのが目安。
●材料
1、桜えび(素干し)・・・50g
●作り方
1、フライパンで干し桜えびを3分ほどいる。
2、冷ましたあと、桜えびをポリ袋などに入れ、手で細かく砕けば完成。
桜えび塩
桜えびの粉と塩とを1:1の割合で混ぜると、「桜えび塩」ができます。
天ぷらにかけたり、これでおにぎりを握ると絶品!
いった干し桜えびをミルにかけると、より一層細かくなります。
●材料
・桜えび(素干し)・・・10g
・塩・・・10g
●作り方
1、フライパンで干し桜えびを3分ほどいる。
2、冷ました桜えびをミルに入れ、細かく砕く。
3、(2)と塩を混ぜれば完成。
分量や割合は、好みで変えてOK!
ミルがない場合は、冷ました干し桜えびをポリ袋などに入れ、手で細かく砕いて下さい。
桜えびオリーブオイル&桜えびマヨネーズ
桜えびは油と相性がよく、香り成分が油に溶け出しやすいそう。
「桜えびオリーブオイル」は冷ややっこにかけたり、そうめんのつけ汁に加えると風味が増します。
「桜えびマヨネーズ」はポテトサラダや野菜ディップなどに使うと、いつもとは違う味が楽しめます。
桜えびオリーブオイル
●材料
・桜えびの粉(素干しをいって砕いたもの)・・・5g
・オリーブオイル・・・大さじ4
・ラー油・・・小さじ1
●作り方
1、材料をすべて混ぜる。
2、30分ほど置き、香りをなじませれば完成。
ラー油の代わりに刻みパセリ(小さじ1)を加えるとサラダのドレッシング代わりに、ラー油の代わりに青のり(小さじ1)を加えるとほうれん草などのあえものにも合います。
桜えびマヨネーズ
●材料
・桜えびの粉(素干しをいって砕いたもの)・・・5g
・マヨネーズ・・・大さじ1と1/2
●作り方
1、材料を混ぜる。
2、30分ほど置き、香りをなじませれば完成。
食パンに塗ってトーストにしたり、焼きおにぎりにしても美味しく食べられます。
産地のぜいたく料理
産地以外では、新鮮な生の桜えびはなかなか手に入らないので、全国のスーパーで比較的手に入りやすい「釜揚げ」の桜えびを使った絶品レシピ。
行楽シーズンのお弁当にもぴったりのメニューです。
桜えびコロッケ
●材料(4人分)
・サラダ油(炒め用)・・・少々
・たまねぎ(みじん切り)・・・300g
・砂糖・・・大さじ1
・みそ・・大さじ2
・じゃがいも(ゆでて潰したもの)・・・800g
・マヨネーズ・・・70g
・黒こしょう・・・少々
・塩・・・少々
・桜えび(釜揚げ)・・・150g
(干し桜えびを使う場合は、水で10~20分ほど戻してください)
【A】
・溶き卵(衣用)・・・適量
・小麦粉(衣用)・・・適量
・パン粉(衣用)・・・適量
・サラダ油(揚げ用)・・・適量
●作り方
1、油を熱したフライパンで、たまねぎがしんなりするまで炒める。
2、(1)に砂糖・みそを加え、混ぜ合わせたら火を止める。
3、(2)をボウルに入ったじゃがいもに加え、さらに、マヨネーズ・黒こしょう・塩を加えて混ぜる。
4、(3)に桜えびを加え軽く混ぜたら、食べやすい大きさ(40gほど)に丸める。
5、(4)に【A】をつけ、180度の油できつね色になるまで揚げたら出来上がり!
桜えびギョーザ
●材料(4人分)
・サラダ油(炒め用)・・・少々
・にんにく(チューブ入り)・・・小さじ2
・しょうが(みじん切り)・・・25g
・キャベツ(みじん切り)・・・300g
・オイスターソース・・・小さじ2
・中華のもと・・・小さじ2
・桜えび(釜揚げ)・・・100g
・ごま油・・・少々
・ギョーザの皮・・・適量
・サラダ油(焼き用)・・・少々
●作り方
1、油を熱したフライパンで、にんにく・しょうがを炒める。
2、(1)にキャベツを加え、しんなりするまで炒める。
3、(2)にオイスターソース・中華のもとを加え、混ぜる。
4、(3)に桜えび・ごま油を加え、軽く混ぜる。
5、(4)をギョーザの皮に包み、焼き上げたら出来上がり!
グッチ裕三さんの絶品「干し桜えび料理」
干し桜えびを普段から使っているというグッチ裕三さんのレシピ。
桜えびのもや酢炒め
●材料(4人分)
・菜種油(サラダ油で代用可能)・・・大さじ2
・にんにく(粗みじん切り)・・・2かけ
・赤とうがらし・・・2本
・桜えび(素干し)・・・15g
・もやし・・・250g
・白こしょう・・・少々
・塩・・・少々
・すし酢・・・大さじ2
(※すし酢がない場合は食酢や穀物酢に砂糖を少々加えてください)
●作り方
1、フライパンに菜種油・にんにくを入れ、弱火で香りが出るまで3分ほど炒める。
2、(1)に赤とうがらし・桜えびを加え、1分ほど炒める。
3、もやしをザルに入れ、熱湯をかけ、湯通しする。
湯通しで炒める時間を短くする。
4、(2)に(3)を加え、強火で絡める。
5、(4)に白こしょう・塩・すし酢を加え、味を調えたら完成。
すし酢で酸味・甘味・うまみをプラスする。
桜えびの炊き込みごはん
●材料(4人分)
・といだ米・・・3合
・水・・・650ml
・昆布茶・・・大さじ1
・桜えび(素干し)・・・20g
・菜種油・・・小さじ2
・針しょうが・・・少々
・白ごま・・・少々
・刻んだ大葉・・・少々
●作り方
1、フライパンにといだ米と水を加え、20分ほど浸す。
2、(1)に昆布茶・桜えび、菜種油を加え、フタをして強火で沸騰させる。
昆布茶でうまみ・塩分をプラスする。
3、沸騰したら中火にして、10分ほど加熱する。
4、10分ほど加熱したら、強火にして おこげを作る。
5、焦げた香りやチリチリと はぜる音がしてきたら火を止め、10分ほど蒸らす。
6、10分ほど蒸らしたら、針しょうがを加え、混ぜる。
7、器に盛りつけ、白ごま・刻んだ大葉を散らせば完成。
快速!桜えびスープ
●材料(1人分)
・和風だし・・・小さじ1
・細ねぎ・・・少々
・桜えび(素干し)・・・4g
・ごま油・・・小さじ1/2
・薄口しょうゆ・・・小さじ1
・焼きのり・・・少々
●作り方
全ての材料を器に入れ、熱湯を注いだら完成。
「アスタキサンチン」の美肌パワー
アスタキサンチンとは、桜えびなどに含まれる赤い天然の色素のことで、ビタミンEの約200倍、コエンザイムQ10の約1000倍と、非常に強い抗酸化力があり、シミやシワの予防につながる成分として注目されています。
桜えびに含まれるアスタキサンチンは時間がたつにつれ減少するほか、太陽光に当てて干しても減少してしまうため、生で食べるのが最もオススメとのこと。
アスタキサンチンを多く含む食材は、えび・鮭・金目鯛・かに・イクラなど。
近年では、その抗酸化パワーに着目して、さまざまなメーカーからアスタキサンチンを配合した基礎化粧品も商品化されています。