きちんと消化し栄養素を吸収し、無駄なものは排出してくれる健康な腸を作るために、どんな食品をどんなふうに食べ、どんなものを避けるべきか、食生活で気をつけたい点をアドバイス!
和食を積極的に食べる
和食といえば、煮物、和え物、魚など洋食に比べて使う油の量が少なく、野菜や海藻など食物繊維が豊富な食材を多く使っています。
また、味噌は腸内の善玉菌を増やす発酵食品なので、腸内環境を整えるには最適です。
発酵食品はよりたくさんの種類を摂ると、腸がより元気になります。
納豆
食物繊維が豊富な納豆は、良質なタンパク質を含む大豆を納豆菌で発酵させたもの。
不溶性の食物繊維が豊富で、腸内の掃除に大活躍!
みそ汁
食物繊維が豊富な大豆を発酵させて味噌は、栄養分の消化・吸収をスムーズに助けてくれます。
体も温まるので代謝もアップして痩せやすい体になります。
雑穀米
白米とカロリーの差はあまりないものの、食物繊維の量は何倍もある雑穀米。
腹持ちがよく、満腹感を得やすいので、白米より雑穀米をチョイス。
ぬか漬け
ぬか床には酵素や乳酸菌が豊富に含まれています。
ぬか漬けにすることで、生の野菜よりもビタミンや食物繊維が凝縮される効果があります。
ヨーグルト
デザートにはヨーグルトがおすすめ。
腸内には1000種類の細菌がいて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられますが、健康な腸を作るには善玉菌を増やすことが大事。
乳酸菌やビフィズス菌が豊富なヨーグルトは1日1回食べるようにしましょう。
キウイ
食物繊維は1日に20g摂取するのが理想。
キウイ1個でバナナ2本分の食物繊維を含み、水溶性と不溶性の食物繊維が1:2のバランスで摂れるので便秘解消にも効果があります。
朝食は必ず食べる
腸は寝ている間も働いていますが、朝の目覚めとともに一時的に活動をストップするので、朝起きたらコップ1杯の水を飲んで、腸を刺激してぜん動運動を活性化させましょう。
また、朝食は必ず食べるようにすることが大事。
水を1日1~2リットル飲む
体内の水分が不足すると便の水分が少なくなり、排便しにくくなります。
その結果、便秘に。
一気に水分を補給しても汗や尿で出てしまうので、こまめに摂ることが大切。
1日1~2リットルを目安に水分を摂りましょう。
加工食品はなるべく避ける
加工食品には、保存料や着色料など添加物がたくさん使われています。
特に、保存料は細菌の繁殖を抑える働きがあるので、せっかく善玉菌を増やそうとして乳酸菌を摂っていても効果が半減してしまいます。
加工食品は消化にも時間がかかり腸の負担も増えるので、なるべく避けるようにしましょう。